最近は、このJ SPORTSのコラムのようなWeb(インターネット媒体)の原稿を依頼されることも多くなった。読者のみなさんの中にも、活字(紙媒体)でスポーツ記事を読むことはないという方も多いことだろう。

残念ながら、紙媒体(新聞や雑誌)は部数を減らしており、今や斜陽産業なのである……。 僕たちライターにとって、紙媒体に原稿を書く場合とWeb媒体に書く場合の大きな違いの一つは「文字数」の制限があるかどうかという点だ。もちろん、Webの場合でもおおよその目安は決まっている(紙媒体と違って、Webで長文の原稿を読むのは辛い)。だが、紙媒体の場合は、Web媒体と比べて文字数はかなり厳密に指定されている。たとえば「21文字×72行」といったように、だ。

ライターによって、作業のやり方は違うだろうが、僕の場合、大雑把な目安で原稿を書いてから最後に文字数を調整する。文章の過剰な修飾を削ったり、接続詞を付けたり、外したりして行数を増やしたり、減らしたりする。また、段落で区切って改行するかどうか……。そんな推敲を重ねるうちに、最初に書いた原稿のうち半分以上を書き直すことになることもある。

また、かつて紙媒体が盛んだったころには、編集者も力を持っていて、さまざまな注文を付けてくることがあった。「全部書き直してくれ」と言われることもあったし、逆に、たった1行をどう書き直すか(あるいは削除するかどうか)のために、FAXで何往復もしたような思い出もある(まだメールではなく、FAXを使っていた時代=といってもたかが20年ほど前の話だが……)。こうした作業は、一見、無駄のように思えるかもしれないが、そうやって行数を調整したり、編集者とやり取りをすることによって、文章は練られていった。

お知らせ

17/18 イングランド プレミアリーグ

J SPORTSでは今シーズンも見どころ満載のプレミアリーグを生中継含め毎節5試合放送。 世界一ハイレベルな戦いをお見逃しなく!


»詳しくはこちら
»お申し込みはこちら

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ