サンチェスはアーセナルで過ごした今季前半戦に7ゴールを挙げているが、彼のポテンシャルを考えれば、その程度の数字でいいわけではない。マンチェスターUにはポール・ポグバやネマニャ・マティッチのような中盤の構成力に秀でた選手、あるいはフアン・マタ、マルアン・フェライニのようなゲームメークとパスセンスに優れた選手もいるだけに、彼らといいコンビネーションを築ければ、ゴール量産も十分期待できる。

差し当たって注目されるのは、31日のトッテナム戦だ。ヨービル・タウン戦でデビューした彼はアーセナル時代同様、左FWでプレーし、1ゴールを挙げている。今後も3トップか2列目の左で起用されると見られる。その場合、2列目をともに形成するであろうマタやジェシー・リンガード、タテ関係になるルーク・ショーらとの連携を密にしていく必要がある。もちろんルカクといい距離感を保つことも肝要だ。

そういう方向へと期待の新戦力導くことがモウリーニョ監督の直近の重要な仕事と言っていい。これまで数々のタイトルを手にしてきた名将にとってそういった仕事はお手の物のはず。サンチェスをどう融合させて、強固な攻撃陣を築き上げるのか。指揮官の手腕に改めて注目したいものだ。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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