チッパー・ジョーンズ(元ブレーブス)、ジム・トーミー(元インディアンスほか)、トレバー・ホフマン(元パドレスほか)そしてウラディミール・ゲレーロ(元エンゼルスほか)が米国の野球殿堂入りを果たした。自分の投票については前回のコラムで書いた通りだ。

今年、殿堂入りした選手たちはすべて、現役時代に取材経験があり、それぞれ思い出深い話があるのでここに記しておきたい。

チッパー・ジョーンズはメッツの旧本拠地シェイ・スタジアムにやって来た時によく取材した。それは当時のブレーブスが強かったことと、元千葉ロッテのフリオ・フランコ一塁手がいたからだ。チッパーはニューヨークに来ると、メッツ・ファンから「ラ―――リ―――(本名はラリーだからだ)」と連呼される嫌がらせを受けていた。それについて尋ねると彼は「そんなことが気になるなら、野球選手なんてとっくの昔に辞めているよ」ときっぱり。

「ここ(ニューヨーク)に限らず、ボストンとかフィラデルフィアとか、東海岸の大きな都市に行くと母親がどうとかこうとかいう聞くに堪えない野次を飛ばされているからね」。

とてもアクセントのある英語で、時には聞き直さなければならなかったが、そのメディア慣れした話しぶりは、ヤンキースのデレク・ジーター(当時 現マーリンズ共同オーナー)とよく似ていた。

「メディアと話すことが好きかと言えば決してそうじゃないんだよ。でも、試合に負けた時とか、10打数0安打とかの時こそ話す機会なんだと思っている。なぜなら、僕はプロ野球選手だからだ」

どういう意味ですか?と尋ねると彼はこう言った。

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