ちなみに “When The Spurs Marching In” も歴史が浅いというわけではなく、1960年代半ばにはホワイト・ハート・レーンで歌われていたという証言がある(ついでに言うと、ユナイテッドでおなじみの ”Glory Glory” を最初にイングランドで歌ったのもスパーズだと言われている)。ただ、どちらがオリジナルかと聞かれれば、やはり若干立場が弱いのも事実だ。

それでも本当に大切なのは、そんな論争の勝敗ではなく、今この瞬間に行われる90分の勝ち負けである。スパーズはセインツがプレミアに復帰してからのリーグ戦11試合9勝。相性は抜群にいい。

スパーズのファンには、「聖者の行進」とは歌えなくとも、「ケインの行進」を毎週見る権利が与えられている。エヴァートン戦の2ゴールでスパーズでの通算得点数は98となり、あのテディ・シェリンガムを抜きクラブのプレミア最多得点記録保持者となった。もちろんあと2点取れば、史上27人目のプレミア「100ゴールクラブ」入りとなる。

ケインは今シーズン、代表戦も含めた全公式戦で32ゴールを記録しており、その内12試合で複数得点を決めている。更なる記録「更新」がこの試合で起こるのか。セント・メリーズのファンがブーイングではなく本物のOWTSGMIを歌うためには、まず最前線で闊歩するハリー・ケインを止めなくてはならない。

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フットメディア
Foot!でもお馴染み、スポーツコメンテイター西岡明彦が代表を務めるスポーツメディア専門集団。 語学が堪能で、フットボールに造詣が深いライター陣のコラムは、様々な媒体において高い評価を得ている。 J SPORTSでは、プレミアリーグ中継やFoot!などの番組演出にも協力している。

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