その後も「これで審判に邪魔されたのは○○試合目だ」と事ある毎に言い、時には「おいChannel 5(2部のハイライト番組を放送する局)、今日はしっかりスタジオで分析してくれ」と言ったこともあった。その一方で、「退屈だ」というファンからの不満には耳を傾けず、「チャンピオンシップ(2部)のヴェンゲル」とまで呼ばれていた。

タイプとして、カルロスは「対症療法型」の監督だ。さほど戦術に幅はなく、長期間チームを任せても上積みは見込めない。だからウェンズデイでは解任された。

しかし短期間での結果を求めるならば、それは彼が最も得意とするところである。ポゼッション志向ではあるが守備の安定も見込め、過剰なほどに対戦相手に合わせた戦術を取る監督なので、「弱者の戦い」ができる。

早速スワンズでも手腕を発揮しており、就任後の公式戦5試合が2勝2分1敗。また就任会見で「(現役時代)ブラガの時にスウォンジーと対戦したことがあって、監督はジョン・トシャックだった。その時のことはずっと覚えているし、いつかはスウォンジーに行く運命なんだと思っていた」と、新天地(LAギャラクシーも含め!)に行く度に「夢だった」と語っていたロビー・キーンを彷彿とさせる名言を既に残している。

ウェンズデイでは選手から慕われ、ファンとも最終盤こそ対立していたものの、退任発表時には多くの「ありがとう、カルロス」の感動的なメッセージが届けられた。そんな彼が、いよいよプレミアにやってきた。いったいカルロスがどんな行動で我々を楽しませてくれるのか、残りのハーフシーズンが楽しみでならない。

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フットメディア
Foot!でもお馴染み、スポーツコメンテイター西岡明彦が代表を務めるスポーツメディア専門集団。 語学が堪能で、フットボールに造詣が深いライター陣のコラムは、様々な媒体において高い評価を得ている。 J SPORTSでは、プレミアリーグ中継やFoot!などの番組演出にも協力している。

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