“カルロスには夢がある フットボールチームを作ることさ”
“でも俺たちには選手がいない だからローンで取ってきた”
“まずは守備から始めよう 攻撃には(ルーカス・)ジョアンがいるぜ”
“俺たちはシェフィールド・ウェンズデイ さあ復活が始まったんだ”

カルロスの夢は、ウェンズデイの夢でもあった。それまで中下位を彷徨っていたチームは2年連続で昇格プレイオフに進み、特に1年目は決勝でハルと死闘を演じ、プレミアまであと一歩に迫った。そしてそのエポックメイキングな戦いの象徴こそが、監督であるカルロスだったのだ。

またカルロスといえば、その妙な比喩を多用する言動においても、見る者全てを楽しませてきた。例えば主力に負傷者が出た際には、「料理をする時に、良いトマト、イモ、米を買ったとしても、魚がなかった。だからってその分イモをもっと買ったところで、イモに魚の役割は果たせない」と言いのけるエキセントリックさも、ファンの支持を集めた要因の1つだ。

そんな彼が、クリスマスイヴに解任された。チームは15位にいたが、それ以上に、3シーズン目を迎えたカルロスはなんだか狂気を孕んでいた。9月に最大のライバル、シェフィールド・ユナイテッドに負けた後の会見では、ポケットから20ポンド札を取り出すと、それをはじき、机に叩き付け、ぐしゃぐしゃにした。そしてその度に、「これは何だ?」と記者に聞き、「20ポンド札だね」と言った。どうやら、(この20ポンド札のように)チームは同じ価値を保っているということが言いたかったようだ。

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