男子のワールドカップはウェンゲンからキッツビュールへ移ってきました。今週末はいよいよハーネンカム大会。ワールドカップのなかでもでもっとも熱狂的に盛り上がるレースです。金曜にスーパーG、土曜日にダウンヒル、そして日曜日にスラロームというスケジュールです。
ただ、このビッグイベントを前に湯浅直樹(スポーツアルペンSC)が緊急帰国という残念なニュースが飛び込んできました。もう長いこと満身創痍状態でワールドカップを戦ってきた湯浅ですが、今季はとくに左膝の状態が悪く、ここまでのスラローム6レースでは、1度もワールドカップポイントを獲得できていません。そこで今の状態でレースに出続けるよりも、平昌五輪に向けていったん日本に戻り、しっかり治療をしてから2月の五輪本番に向かうという判断のようです。その五輪スラローム(2月22日に開催)まではあと1ヶ月と少し。傷だらけのエースにはまたまた暗雲が立ち込めましたが、果たして湯浅はこの最大の試錬をどう乗り越えるのでしょうか?

大越龍之介

平昌五輪へのラストチャンス。大越龍之介は人生を変えることができるか

一方、ウェンゲンのスラロームで19位と大躍進した大越龍之介(東急リゾートサービス)。50番スタートから1本目24位(+2.62秒)で自身初の2本目進出。さらに上位を狙って攻めるか、それとも確実に滑って初のワールドカップポイント獲得をめざすかという選択になりましたが、大越は迷いなく2本目もアタック。急斜面入り口で大きなミスを犯し、ヒヤッとさせましたがぎりぎりでリカバリー。「死んでもゴールする」という気迫を見せて、19位とさらに順位を上げました。これで「ワールドカップ20位以内2回」というSAJの定めた五輪代表基準を「半分」クリア。キッツビュールのスラロームは最後の選考レースですので、大越は選手生活のすべてを賭けて日曜日のレースに臨みます。「残り半分」をクリアできるか? おそらくかつてないほどの重圧を感じるレースとなるでしょうが、ウェンゲンの快走を再現すれば、五輪代表への道は開けるはず。ファンとしても絶対に見逃せないレースです。

石井智也

今シーズン初のワールドカップに挑む石井智也。意地をみせてほしい

さらに、このレースには石井智也(ゴールドウイン)も急きょ出場することが決まりました。全日本スキー選手権で優勝し、平昌五輪にはGSで出場することが濃厚な石井。もちろんスラロームでも世界を狙っています。昨シーズン、左膝の前十字靭帯と外側側副靱帯を同時に断裂という大怪我を負い、今季はナショナルチームのメンバー外という立場。ここまでワールドカップへの出場は0でした。一昨シーズンの苗場大会以来、久々に手にしたワールドカップ出場のチャンスをどう生かすのか。スタート順は遅いでしょうが、意地を見せてほしいものです。

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