今季に関して言えば、サラーというリバプール移籍によって点取屋としての才能を開花させたエジプト人FWがゴールラッシュを続けていることも大きな刺激になっているのではないか。過去2年連続で得点王タイトルを獲っているイングランド代表FWとしては、絶対に負けられないという意地とプライドがあるはず。好敵手の出現もケインの進化の原動力になっているのだろう。

これだけの偉大なストライカーがいるのだから、トッテナムには順位を少しでも上げたいところ。23試合終了時点で勝ち点44の5位というのは、昨季2位でフィニッシュしているチームにとってな納得できないポジション。若いチームだけに、アウェーでナーバスになりすぎるという課題を抱えていたが、12月23日のバーンリー戦、1月2日のスヴォンジー戦の両アウェー戦で白星を挙げるなど、その問題も改善向かっている。ケインという絶対的得点源の存在感を最大限生かしながら、守るべきところでしっかり守るという戦いをこの先も続けられれば、チームもケイン自身もよりいい結果を残せるはずだ。

いずれにせよ、今季の彼ならば、自身プレミア最多となる30点到達は最低ノルマだろう。4シーズン前のスアレスが奪った31点を上回る得点数を目指して、貪欲に泥臭くゴールに挑み続けてもらいたい。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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