ピュエル体制になってからのレスターは、クラウディオ・ラニエリ、シェークスピア両監督時代に比べるとボール回しが多くなっているものの、やはり最大の攻撃パターンはヴァーディーやマフレズへのタテへの展開だ。そのためにはいい位置でボールを奪うことが必須条件。岡崎のハードワークがなければ得点チャンスも作れないのだ。それを理解したから指揮官は日本人FWの起用回数を増やしたのだろう。この役割をこなせるFWは他にいない。岡崎は自分の武器に自信を持つべきだ。

その仕事ぶりは日本代表にもプラスに働くはず。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は1トップとしての岡崎をあまり評価していないように見受けられるが、イングランド代表DFのガリー・ケイヒルらに寄せられても堂々とボールをキープする彼の姿を見て、何を思っただろう。フランス代表のエンゴロ・カンテも岡崎を削りに行ってイエローをもらっていた。それだけ彼の存在が脅威だから、強豪国の代表で活躍するトップ選手たちが徹底マークしてくる。その環境下で蓄積している経験を生かさないのはあまりにももったいない。もう一度、岡崎を1トップでテストしてみてほしい。

いずれにしても、岡崎はこの調子でレスターでの出場時間を伸ばし、ゴールという結果を積み上げていくことが肝要だ。ベテランFWの躍動感あるプレーを今後も継続的に見せてほしいものだ。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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