相手を封じた帝京のディフエンス

前人未踏の9連覇を目指す帝京大学、大学選手権準決勝の相手は2季連続準優勝の強豪・東海大学との一戦。

試合は地力に勝る帝京大がディフェンスで堅い守りを見せ、31-12で快勝し、10年連続決勝進出。前人未踏の大学選手権9連覇へとうとう王手をかけた。

東海大のキックオフで開始されたこの試合。先制したのは東海大だった。試合開始直後の前半1分、キックオフのボールの競り合いからターンオーバーを許すと、素早く右へ展開され最後は相手WTB(ウィング)の小野木晃英(2年=大阪産大付)がゴール右隅へトライ。

ゴールも決まって0-7とされ、王者がノーホイッスルトライを許す展開に会場は異様なムードに包まれた。

試合後に「先制されてスイッチが入った」と明かした岩出雅之監督の言葉通り、帝京大がすぐさま反撃に出る。

8分、敵陣10m付近からボールを受けたLO(ロック)の秋山大地(3年=つるぎ)が相手ディフェンスを次々に突破しゴール前まで迫ると、オフロードパスでCTB(センター)のニコラス・マクカラン(1年=ハミルトンボーイズ)へとつながりトライ。

直後のゴールも竹山晃暉(3年=御所実)が確実に決め、7-7と同点に追いついた。その後の両者互いに譲らず、一進一退のゲーム展開が続く中、前半終了前の36分、帝京大がついに拮抗を破った。

10mライン付近のラックから右へBK(バックス)展開をすると、FB(フルバック)の尾崎晟也(4年=伏見工・京都工学院)から、パスを受けたWTB(ウィング)の木村朋也(1年=伏見工・京都工学院)が相手FBの野口竜司(4年=東海大仰星)のタックルをステップでかわし中央へトライ。ゴールキックも竹山が決め、14-7とリードした。

後半に入ると王者・帝京大がさらに強さを発揮した。後半13分、敵陣ゴール前のスクラムからSH(スクラムハーフ)の小畑健太郎(3年=伏見工・京都工学院)が8・9のサイドアタックを仕掛ける。

タテをついて走り込んできたニコラスがインゴールへ飛び込み、この日2本目のトライを決めると、竹山のキックも決まり21‐7とした。

この日1トライ4ゴールの活躍の竹山

これで流れに乗った帝京大は20分に竹山がバックス展開からゴール左隅にトライを決めると、36分には相手のペナルティから竹山がショットを選択。これを正確に決め、31-7と引き離した。

その後、終了間際の39分にトライを奪われたが、主将の堀越康介(4年=桐蔭学園)の「ディフェンスから攻撃のリズムを作ろう」というゲームプランを帝京大が徹底。

特にタックルで倒れた東海大のプレーヤーからボールを争奪する「ジャッカル」で相手のノットリリースザボール(タックルされたプレーヤーがボールを手放さない反則)へと導く場面が多くみられるなど、手堅い守りで相手を圧倒。

終わってみれば31-12と快勝で、10年連続となる大学選手権決勝進出を決め、目標とする大会9連覇へついに王手をかけた。

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