ただ呆然と新しいシーズンの到来を待つのではなく、FAやトレードによる選手の異動を話題にできるのはとても幸せなことだと思う。それもメジャーリーグがファンを惹きつける魅力の一つであり、ファンやメディアもメジャーリーグのチーム構築法をマニアックに理解して、日に日に洗練されていく。それこそプロ・スポーツのあるべき姿だと思う。

今年のオフは、そういう話題がいつもより長く続いている。悪い意味ではない。移籍先の決まらない大物選手がフリーエージェント(FA)市場に多数残っていることは、少なくとも野球殿堂の発表以外に大きなニュースのない1月の野球記者にとっては有難い話である。

シカゴ郊外に住んでいる関係で、自然とカブスとホワイトソックスのニュースには敏感になる。とりわけ2011年の就任時、「ワールドシリーズに優勝するには、なるべく多くプレーオフに出場することが唯一の近道」と公言したセオ・エプステイン編成本部長率いるカブスは無視できない。

カブスは2015年にワイルドカードからナ・リーグ優勝決定シリーズに進出し、2016年はワールドシリーズ優勝(参照)、昨年もナ・リーグ優勝決定シリーズまで勝ち上がって「有言実行」しており、現時点でも王座返り咲きを狙える位置にいる。

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