1月5日(金)に準決勝が行われる「花園」こと、第97回全国高校ラグビー。残すは準決勝、決勝の3試合となった。

準決勝に駒を進めた東福岡、東海大仰星、大阪桐蔭、桐蔭学園の強豪4チームには、それぞれ1年生ながら、主力選手として活躍している4選手がいる。今後、将来が嘱望される4選手の横顔に迫りたい。

◆志氣陸王:東福岡の秘密兵器『陸王』 

王者・東福岡で存在感を見せている志氣

まず、ディフェンディングチャンピオンで、今年度も優勝候補筆頭のAシード東福岡(福岡)には136名の部員がいるが、すでにメンバー入りしている1年生がWTB(ウィング)志氣陸王(りくお)だ。

中学時代は陸上の200mで、全国大会にも出場して準決勝まで進んだスピードランナー。「身体(身長170cm、体重70kg)は大きくないがスピードが武器で、足腰も強い。うちで唯一、タッチラインに出てもいいと言っている選手」と藤田雄一郎監督の信頼は厚い。

花園初出場となった2回戦の昌平(埼玉)戦では、途中出場からトライを挙げて、3回戦の郡山北工業(福島)戦では11番を背負って、40mを走り切った。

準々決勝では後半からの出場となったが、キックチェイスやカウンターアタックで持ち味を見せた。ただ、「最後で迷って走りきれなかったことは悔やんでいます。次は外で勝負したい!」と意気込む。

ラグビーは小学校4年生からRFC筑豊ジュニアで始め、中学は陸上部に所属しながら、かしいラグビースクールでプレーし、福岡県選抜にも選ばれた。

「(パナソニックと日本代表で活躍する)WTB/FB(フルバック)藤田慶和選手みたいになりたい」と東福岡に進学。徐々に頭角を現し、「トライが取れるWTB」(藤田監督)として存在感を示している。

名前は「陸の王者・ライオンのようになってほしい」という願いで親がつけたという。先発からの出場はないかもしれないが、勝負どころで50m・5.8秒の『陸王』が勝負どころで決定力を見せつけるか。

◆谷口宜顕:東海大仰星の最後を守る1年生

準々決勝で2トライのFB谷口

部員が96名いるBシードの東海大仰星(大阪第2)は、花園予選から15番を1年生のFB谷口宜顕が背負い続けている。

谷口は小学校6年生の時に、どこでラグビーをするかを悩んでいたとき、日本代表FB野口竜司らがいた東海大仰星が優勝した決勝戦をTVで見た。

中学から同校に進学。中学も高校も一緒に練習しているため、1年生ながら先輩はすでに知ったメンバーばかりであり、まったくプレーに違和感はないという。

7月の全国7人制大会からAチームに入り、夏頃からFBの先発としてプレーし続けている。湯浅大智監督も「非常に頭もいいですし、視野が広く、状況判断がはやく、安定感ある。ディフェンスもしつこい。実力で(先発を)取っている」と高く評価する。

2回戦、3回戦ではハイパントキャッチのミスもあったが、先輩たちにアドバイスをもらったこともあり、準々決勝では「ややポジショニングを内にして修正できた」と胸を張り、アタック面では花園初トライを含む2トライを挙げる活躍を見せて「嬉しかった!」と破顔した。

憧れは日本代表でも活躍する先輩のFB野口であり、高校からフィジカルトレーニングをして身体が強くなったと実感しているという。

花園初トライを挙げて勢いに乗るFB谷口。準決勝では、「自分のせいで負けたくないので、先輩にも積極的に話すようになりました。積極的にライン参加したい。また1対1で相手をインゴールに届かせないようにタックルしたい」と攻守に渡っての活躍を誓った。

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