2度のウインターカップで、天国と地獄を味わった。バスケットボールU-18日本代表の松崎裕樹は、壁にぶち当たっている。ウインターカップ2017第70回全国高校バスケットボール選手権大会は29日に最終日を迎え、男子は明成高校(インターハイ準優勝=宮城)の2年ぶり5回目の優勝で幕を閉じた。決勝戦の前に行われた3位決定戦は、帝京長岡高校(新潟)が69-58で福岡第一高校(福岡)に勝利した。敗れたチームの中で、大きな期待を受けながら何もできず、失意に暮れていたのが松崎だ。1年目で金メダルを手にしたが、2年目は「メダルなし」に終わった。

昨年は、1年生で名門チームの先発に名を連ね、積極的に速攻に走って優勝に貢献した。しかし、今大会はウイングポジションでガードからのパスを待ち、外角からシュートを狙うが精度を欠き、消極的になってパスをつなぐだけになり、存在感を発揮できなかった。全5試合に先発し、3ポイント成功率は12.5%(16分の2)。2点シュートの成功率も37.0%(46本中17本)と低かった。3位決定戦は5得点、リバウンドも2本しか取れず、散々だった。

「3年生が気持ちを見せてくれたけど、自分が何もできず、迷惑をかけてしまった。大会を通じて、これまでは決められていたショットがまったく決まらず、自分の中でどんどん自信がなくなっていきました。そういう中でリバウンドとか頑張ろうと思ってプレーしましたが、最後はそれもできず、何もせずに終わってしまいました。自分がチームの中で一番ダメでした。やり直さないといけないと思います」(松崎)

目にも、言葉にも力がなかった。大会前にポイントガードが変わった影響は、あったのだろう。3年生の井手拓実がゲームを作っていたときは、外回しのパスをもらって勝負を仕掛けるプレーも多かったが、大会直前になって1年生ガードの河村勇輝が起用されるようになった。河村は、ボールを持つ時間が長く、敵陣への切り込み役も担うため、フォワード陣はボールを触る機会が少なく、リズムに乗りにくかった面は否めない。しかし、チームを勝たせる主軸としての期待を受ける立場にあっては、仕方がないと片付けるわけにはいかない。松崎は「普段、自分が(ドライブなどで)攻めている分、攻めることができないのは、自分で我慢するところ。河村はうまくやっていたけど、自分が頼り過ぎて、勝負所まで1年生に任せて負担をかけてしまった。これが、今の自分の実力。自分の気持ちが弱かった。しっかりと受け止めてやらないと、同じことを繰り返してしまう」と自分の責任であることを強調した。

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