インターハイのリベンジに燃える明成のアグレッシブなプレーに、福岡大附大濠は試合開始早々から後手後手に回った。ディフェンスで警戒していたはずの田中裕也に5本の3Pシュートを決められ、八村阿蓮のアタックにもなかなか対応しきれかった結果、前半だけでこの2人に35点を奪われてしまう。2年生の司令塔でチームのリーダーである中田嵩基は、悪夢のような前半について「弱気で消極的なプレーに走ってしまったのかな。最初のほうでジャンプシュートに頼ってしまった」と振り返る。

明成のゾーンディフェンスは想定していたといえ、オフェンスでは200cmのセンター、井上宗一郎にボールを供給できなかった。「井上が(ボールに)触れない分、他でインサイドをアタックする積極性が少し欲しかったところ」と片峯聡太コーチが語ったように、なかなかリズムをつかめないまま時間だけが経過。また、インターハイ決勝で活躍した控えガード、土家大輝のドライブも、ゾーンのギャップを素早くカバーされて機能しなかった。

33対49でハーフタイムを迎えたが、福岡大附大濠は3Qになってもなかなか明成の勢いを止められない。中学でチームメイトだった八村阿蓮とのマッチアップで苦労しながらも、14点、10リバウンドとタフに戦い続けた井上が、「我慢していれば、どんなに点差が離れても外のシュートも入ってくるし、自分たちのリズムになると思った」と話したように、ディフェンスをゾーンプレスからのマンツーマンに変えたことで、前半で火がついた田中をクールダウンさせて反撃のきっかけをつかんだ。

片峯コーチから「明成はドライブからのキックアウトを怖がっている」と言われた191cmの1年生横地聖真は、オールラウンドな能力を存分に発揮し、オフェンスの起点となってチームを牽引。活発なボールムーブからオープンになった土家が4本の3Pシュートを決めるなど、3Q終盤から4Q中盤にかけての約7分で18−3という猛攻を見せたことで、点差は一気に4まで詰まる。

その後の2分弱で5点を取られ、9点差となった4分13秒にタイムアウトを取ると、ゾーンをアタックした横地の2連続ジャンパー、上塚亮河のドライブで67対70と再び追撃。さらに明成のターンオーバーを誘発させると、直後のオフェンスではインバウンドから井上のリターンパスを受けた中田が、右コーナーで完全なフリー状態で3Pを放つ。「あそこは自分の中での分かれ目だったかなと思います。リターンパスが来ても(ディフェンスが)出てこなかったので、なかなかないノーマークのショットだった」と語った中田のシュートは、ボールがリングを弾いて3点差のまま。

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