2年生で主将を務めた村上起哉

奈良県の私立校である天理高校は、スポーツファンにはかなり知られた学校だ。夏には、甲子園大会の常連として名を広め、冬には花園ラグビー場で名を轟かせる。ほかに、柔道なども五輪選手を輩出するなど、かなりの強豪として知られている。そこに、バスケットも加えようと奮闘した兄弟がいる。ウインターカップ2017第70回全国高校バスケットボール選手権大会に初出場を果たした天理(奈良)の指揮を執った村上晃規コーチと、2年生で主将を務めた村上起哉だ。試合は、初戦で美濃加茂(岐阜)に57-78で敗れて悔しい結果になったが、天理バスケ部アピールの第一歩を確かに刻んだ。

バスケットボール部は、1928年創部と歴史が古い。1960年代にはインターハイにも出場している。近年は全国大会から遠ざかっていたが、今年は、53年ぶりにインターハイ出場を果たし、ウインターカップにも初めて駒を進めた。村上コーチは「歴史は古いですけど、あったかなかったかという存在。どうしても野球やラグビーの強化指定部に力を入れる傾向がありますから」と苦笑いを浮かべたが、全国に天理バスケット部の存在を示した。27歳と若い村上コーチが大阪産業大を卒業後に指導者として母校に帰って来たことで強化が始まった。始めはアシスタントだったが、すぐに恩師からヘッドコーチの座を譲り受けた。

就任して5年目。今は、少しずつ選手が集まり始めている。その手助けをしたのが、10歳年下の弟だ。兄が天理高でバスケットをやっている姿に憧れて競技を始めた起哉は「兄貴を全国大会に連れて行きたいと思って、中学時代の選抜チームの仲間にも自分から天理でやらないかと声をかけました。集めて、やっと全国に出られました。夏のインターハイも出場したんですけど、そのときは野球部が甲子園に出たので、ちっとも注目されませんでした。冬は、ラグビー部が県予選で負けてしまったので(※大阪府は、最激戦区)、学校内で『あれ、バスケ部も全国に出るんだ』という感じで知ってもらえました」と明かした。県内の優秀な人材を県外に流出させずに集めた結果が、今季2度の全国大会出場につながった。

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