北信越大会決勝を6点差で惜敗していた北陸は、ウインターカップの組み合わせが決まった瞬間から、帝京長岡との3回戦をターゲットに準備をしてきた。試合序盤からエースの二上耀がアグレッシブに得点を狙い、岡田泰希も持ち味の3Pシュートが1回戦からの好調を持続。2Q6分59秒に二上のアシストで高島紳司が速攻のレイアップを決めると、北陸は11点のリードを奪う。

「前半は向こうのやりたいことをやられていたので、なんとか修正できないかと考えていました」という帝京長岡の柴田勲コーチは、キャプテンの五十嵐平のプレーにフラストレーションを感じていた。五十嵐は二上とのマッチアップで受け身になるシーンが続き、0点、3ファウルという最悪の前半を過ごしてしまう。五十嵐自身も悔しさのあまり、ハーフタイムで涙を流していた。

しかし、「ちょっと受けてしまい、自分たちらしさが欠けてしまいました。でも、やろうという気持はみんなに伝わっていた。追いつきたいという気持がありすぎて、難しいシュートになってしまって相手を助けてしまった部分があり、もう少し徹底しなければというのがありました。でも、それを前半で気付けたので、後半につながったと思います」と語る司令塔の祝俊成は、決して冷静さを失うことなくチームを牽引し、ディレラ・タヒロウやブラ・グロリダのスクリーンを駆使したプレーで得点を重ねる。

3Q終了間際にドライブからフィニッシュして50対50の同点に追いつくと、4Q序盤に勝ち越しのジャンパーを決めるなど、「ここぞというときは自分がやる」と決めている祝は、チーム最高の22点を奪う。五十嵐も前半と見違えるようなタフなディフェンスをやり続けた結果、二上の2Pシュートを12本中1本成功に抑える。オフェンスに目を向けると、4Q中盤に2本連続で決めた3Pシュートとオフェンスリバウンドからのフィニッシュは、帝京長岡がリードを広げるうえで大きな意味があった。柴田コーチは後半の五十嵐をこう評価する。

「前半はヘロヘロだったんですけど、後半は気持も入って魂が戻ってきた。前半は腑抜けでシュートも打たないし、コートの中で迷子になっていた感じ。ハーフタイムで本人なりに相当悔しい思いをしたのか、後半見違えるようにプレーも気持もいいものが出てきた。彼らしくて、見ていて気持よかったです」

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