36歳で2度の優勝、東海大仰星の湯浅監督は東海大出身

10年以上前までは、監督の半数が日体大と筑波大出身者。体育の教員免許が取れる体育学科のある大学出身の先生が多かったことがわかる。それでは今年度はどうだろうか。

藤原監督は「もっと(日体大から)指導者を輩出しないといけないとは話し合ったことはあります。僕らの下の代はあまり高校ラグビーの指導者になっていない印象を持っています」と言うように、日体大出身の監督は10年前から半減して9人、筑波大も4人だった。

ただ大体大出身が5人、東海大、早稲田大、福岡大が3人と続いているが、以前よりもいろんな大学出身の先生が監督を務めていることがわかる。

監督31年目、京都成章の湯浅監督

また、今年度花園に出場した監督は、國學院栃木(栃木)の吉岡監督と京都成章の湯浅泰正監督が監督31年目のように、平均で10年以上、その高校で監督を務めており、やはり、1つの高校に腰を据えて継続的に強化している高校が強くなっていることがわかる。

日体大出身の監督が減っているのは、以前よりも日体大のラグビー部がやや弱くなっていることや、様々な大学で体育の教員免許が取得可能なスポーツ学科が増えていることも影響しているだろう。

ただ、日体大女子ラグビー部員は今年度42人おり、近い将来、日体大出身の女子のラグビー指導者も増えていくことになりそうだ。

また、51人の監督の平均年齢を見ると45歳で、20代は和歌山工業(和歌山)の岡本尚也監督(27歳)と、松山聖陵(愛媛)の渡辺悠太監督(29歳)の2人だけだった。

「挑戦してくるような指導者がいないので、どんどんそういった先生に出てきてほしい。とくに関東で若い指導者にチャレンジしてほしいと思っています」と藤原監督がエールを送るように、若い監督が出てくることを願うばかりだ。

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斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365 」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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