ウインターカップ2017全国高校バスケットボール選手権大会の第3日、2回戦で敗れた聖和学園高校(宮城)のポイントガード千葉勇祐は、ドライブ勝負にこだわっていた。

「自分は、ずっとドライブしかやって来なかったので。カバーが早く来たらジャンプショットという選択肢もあったんですけど、ドライブの方が自信を持っているので、全部ドライブで行きました」

相手は、堅守が伝統の土浦日大高校(茨城)。身長190センチを超える選手が複数おり、シュートやドリブルのコースを狭められ、シュートを外せばリバウンドを奪われて逆襲された。それでも千葉がこだわったドライブは、ちょっと変わったアドバイスを受けて磨いて来た武器だった。早い切り返しは、別競技の鋭いターンから生み出されたものだ。

「相手をポールに見立てて、当たって行く意識で磨け」

スキーのインストラクターの資格を持つ父からの助言だ。両親がスキーの指導者を務める家に生まれ、物心がついた頃にはスキーをやっていたという千葉は、岩出山中学校時代にスキーとバスケットを両立していた。1年次には、全国中学校スキー大会のアルペン競技に出場し、回転(スラローム)で17位、大回転(ジャイアントスラローム)で34位の成績を収めている。冬季五輪でお馴染みの、雪の斜面に立てられたポールをすり抜けて行く種目だ。高校進学を考えたとき、スキーを優先するならば雪山の多い地方へ行かなければならないが、バスケットなら自宅から通える。千葉がバスケットを選ぶと決めたとき、父はスキーから離れることを残念がっていたというが、攻める気持ちが大事なのは、スポーツの共通項だ。父なりに、イメージを重ねてアドバイスを送ったのだろう。千葉は、高校バスケの集大成となる大舞台で攻め続けた。

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