そのけん引役として輝きを放ったのが、今季プレミアリーグ得点ランキングトップに立つエジプト代表のモハメド・サラーだ。この日のサラーは4−2−3−1の右FWに入ったが、立ち上がりから持ち前のスピードとタテへの推進力を前面に押し出す。コウチーニョの先制点の際も、右タッチライン際を駆け上がったサラーにタテパスが通り、中へ折り返したボールがDFに当たって浮き球になり、コウチーニョのヘッドにつながっている。オープンスペースを鋭く突ける彼の能力の高さが如実に感じられたシーンだった。

自身の今季15点目のシーンも、右に開いたフィルミーノとのワンツーから中央でボールをキープし、DF3〜4人の位置を冷静に見ながら左足を振りぬいている。シュートタイミングを少しずらしたことで、相手守備陣も寄せきれなかったが、こうやって落ち着いてゴール前の状況を見渡せるのが、今季のサラーの強みかもしれない。そこは特筆すべき点だ。

攻撃面ばかりではなく、彼は献身的な守備意識を見せ、幅広く動いて味方のカバーにも入っていた。そこは左FWに陣取ったセネガル代表のサディオ・マネとの違いかもしれない。マネの方もタテヘ突き進むスピードはピカ1だが、守りのところで少し気を抜いたり、集中力を欠いたりするところが垣間見えた。クロップ監督は今季加入したサラーへの信頼を深めているようだが、それは彼の攻守両面でのインテンシティーの高さを評価しているからに他ならない。ボルシア・ドルトムント時代も香川真司のような献身性の高いタイプを好んだが、今季のリバプールの中で、サラーは「クロップの申し子」といっても過言ではない位置づけなのだろう。

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