ブダペスト世界選手権で圧倒的な力を見せつけた78kg級のマイラ・アギアール (ブラジル)

ブダペスト世界選手権で圧倒的な力を見せつけた78kg級のマイラ・アギアール (ブラジル)

そしてもう1つ、この大会には日本代表ウォッチという楽しみもある。今大会の代表8名はいずれもグランドスラム東京の日本代表選手で、その属性は二色。ひとつは、橋本や渡名喜らブダペスト世界選手権で優勝あるいは好成績を残し、かつグランドスラム東京で優勝を逸して来年度世界選手権代表内定を逃した選手たち。もうひとつはグランドスラム東京で決勝に進んで上り調子と認定された選手たちだ。

前者にとっては、世界選手権代表選考2次予選である欧州シリーズを前に1つ「追試」という形で大きなアドバンテージを貰った形。ランキングポイント1800点を事前に上積みできる大チャンスである。

そして特に注目してもらいたいのが後者のグループ、90kg級の長澤憲大と63kg級の田代未来、同じく63kg級の鍋倉那美の3名だ。いずれの階級もブダペストでは日本が代表派遣を見送った重点強化階級であり、つまりはついにこの苦しい階級からグランドスラム優勝者(鍋倉は準優勝)を輩出し、来期に向けてここでメダル獲得への楔を打っておきたいという強化の意図が明らか。長澤は大混戦下にある90kg級で1試合も気を抜けないサバイバルマッチ、鍋倉と田代は日本勢が唯一どうしても敵わぬアグベニュー打倒を目指した戦いとなる。

※12月14日時点のエントリー情報をもとに作成しています

73kg級には日本から世界選手権の覇者・橋本壮市がエントリー
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古田 英毅
柔道サイト 「eJudo」編集長。国内の主要大会ほぼ全てを直接取材、レポートを執筆する。
コラム「eJudo's EYE」の著者でもある。自身も柔道六段でインターハイ出場歴あり。J SPORTSワールドツアー中継ではデータマンを担当。

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