ルーキーイヤーを駆け抜けたドラゴンズの京田陽太は、最高の新人に贈られる最優秀新人賞に輝いた。本格的なオフに入った今、休む暇なく全国を飛び回る。嬉しい悲鳴だ。

どこへ行っても人気者。サインの対応も可能な限りする。「メディアへのプレゼント用に差し上げて、もう野球関連の物がなくなりました」と笑って話す。

1シーズン、ルーキー野手ながらどう乗り越えてきたのか。もちろん幾度も壁にぶつかり、京田は乗り越えてきた。何より京田には乗り越えるだけの礎があった。

ドラゴンズ奈良原浩コーチは「恐らくシーズン中、あいつが完全に休んだのは10日未満です。僕がナゴヤドームのナイターでは球場に行くのが一番早い」。

「11時30分くらいにはいきますが、必ず京田はいました。試合に向けての準備を怠らなかった。どこまで続くか春先は半信半疑でしたが、1年続けましたね」と話す。

さらに奈良原コーチは「監督が使い続けたのもあるが、京田が監督に使わせ続けたともいえる。監督はそういう姿勢を大事にします」と話した。

強靭な足腰やスタミナが京田にはあった。青森山田高校時代、この時期は雪深く外のグランドは使用できない。屋内練習場での日々を過ごすが、唯一外のグランドを使うのがランニング。

京田は「長靴を履いてグランドを走るんですよ。その長靴が重くて。今思えばあの練習が足腰を強くしたのかな」と話してくれた。

今シーズン最大のピンチは交流戦だった。6月6日からZOZOマリンで行われたロッテとの3連戦。京田は38度の高熱を出した。

しかし、その事実を伝えれば試合から外される。京田は誰にも話さない事を選択した。結果は3連戦、猛打賞を2度含む連日マルチ安打。

「本当に体がきつくて。試合前の練習ではヤバいなって感じていました。かなり不安でした。でも、言ったら間違いなく外されると思ったんで黙っていました。連続で3安打は偶然ですが、不思議な物ですね。でも、あの日以来、体調管理には本当に気をつけようと思いました」と明かした。

誰もが状態は落ちる。チームメイトですらそう思っていた。しかし、京田はそんな声を撥ね退けた。

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