スペインきっての知将はボール保持や華麗な攻撃だけでなく、守るべきところはキッチリ守る采配を見せる。ゲームの流れを確実に見極め、要所要所で的確な選手起用と行えるからこそ、バイエルン・ミュンヘンでもマンチェスターCでも成功を収めているのだろう。後半39分のルカクの決定機を守護神・エデルソンがスーパーセーブしたのも大きかったが、マンチェスターCは勝つべくして勝った。シュート数8対14(うち枠内5対7)、ボール支配率35%対65%という数字が彼らの強さを物語っている。

これでプレミア14連勝。今季はいまだ無敗という圧倒的な底力を示しているマンチェスターC。2位を追走するマンチェスターUにさえもこれだけの実力差を示すのだから、彼らの牙城を崩せるチームはなかなか出てこないのではないか。

今後のマンチェスターCの対戦カードはスウォンジー、トッテナム、ボーンマウス、ニューカッスル、クリスタルパレスと下位チームとの激突が多い。降格圏に沈んでいるスウォンジーやクリスタルパレスなどは捨て身でぶつかってくる可能性が高いだけに、案外取りこぼしをするとしたら、そういう相手かもしれない。いずれにしても、マンチェスターCの快進撃の行方は当面のプレミアリーグ最大の注目点。そこは逐一、チェックしていくべきだろう。

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元川 悦子
もとかわえつこ1967年、長野県生まれ。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から4回連続で現地取材した。中村俊輔らシドニー世代も10年以上見続けている。そして最近は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)ほか。

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