浮上のきっかけとなったのは、やはり新指揮官の存在なのだろう。回り回った監督人事は、最終的にビッグ・サムに行きついた。今年5月にクラブチームでの監督業引退を表明していたはずの指揮官が、「もう終わった監督と言われたが、私はこの仕事に100%の力を注ぐ」とマージーサイドにやってきたのだ。無論、チームのムードを好転させたのは彼だけではない。コーチ陣に加わったアラダイスの右腕サミー・リーと、代表監督時代(67日間だが)の部下でもあるクレイグ・シェイクスピアの存在も大きい。彼らは生粋のモチベーターとして知られており、暗雲を吹き飛ばす元気印なのだ。

とはいえエヴァートンは、カップ戦を含めてマージーサイド・ダービーは最近14試合に勝利がなく、アンフィールドでの対戦となると18年間も白星がない。そうなると、7ゴールまでとはいかないまでも、ホームのリヴァプールが圧倒する展開が容易に想像つく。

何せリヴァプールは、今季ホームでは負け知らず。最後にホームゲームに敗れたのは8カ月も前のこと。その時は、72%のボール支配率を誇りながらも、古巣との一戦に燃えるクリスタルパレスのFWクリスティアン・ベンテケの2発に屈した……。ん? ちょっと待てよ。その試合のアウェー側ベンチには、凸凹なシルエットがあったような気が。

というわけで、“ファブ・フォー”と浮かれるリヴァプールは、『Mr.Big』とリトル・サムにご注意を!

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フットメディア
Foot!でもお馴染み、スポーツコメンテイター西岡明彦が代表を務めるスポーツメディア専門集団。 語学が堪能で、フットボールに造詣が深いライター陣のコラムは、様々な媒体において高い評価を得ている。 J SPORTSでは、プレミアリーグ中継やFoot!などの番組演出にも協力している。

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