メジャーリーグが、大谷翔平に驚き続けている。

正確には、メジャーリーグが大谷と彼の代理人の出方に驚き続けている。

最初は「2年待てば総額200億円級の超大型契約ができるのに」、「金ではなく夢」を取ったことで驚かせた。

それは今のメジャーリーグの「常識」からは外れたことであり、安価で獲得できる(可能性のある)メジャー球団はその事態を歓迎したものの、代理人業務に就く人々からは「彼(大谷)のように才能溢れる選手が実際の価値より安価で球団に拘束されるのはおかしい」と疑問視された。ファンやメディアもそういう「常識」しか知らなかったので最初は疑いの目で見ていたが、実際に大谷が「メジャー挑戦」を表明したことでいつの間にか「素晴らしいことじゃないか」という論調に変わった。

そんな彼らも、次の驚きには耐え切れなかったようだ。

大谷が「最有力候補」と呼ばれたヤンキースだけではなく、人気球団レッドソックスを筆頭とする計23球団を一次選考で落としたことは、たとえばMLBネットワークのコメンテイターを務めるマット・バスガーシアンに言わせれば「本当にぶっ飛んだ」ことだった。

メジャーリーグが驚き続けている理由は、大谷や彼の代理人のやることなすことが自分たちの「想定外」だからである。

たとえば残った7球団の中にマリナーズやパドレス(残りはジャイアンツ、ドジャース、エンゼルス、カブス、レンジャーズ)が入っていたことで、SNSでしきりに「大谷は西海岸の比較的、小さな市場のチームを希望している」という推測が流されたが、それならば西海岸ではなく、中西部に本拠地を置き、市場も大きいシカゴやダラスとフォート・ワース周辺を本拠地とするカブスやレンジャーズが入っているのはどうして? となる。

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