須賀雄大監督

フットサルにおける監督の重要性

フウガドールすみだとシュライカー大阪、両者は、その戦いを通して日本フットサル界への様々なメッセージを発信するチームだ。彼らの対戦はいつも、示唆に富んでいる──。

遡ること2年、プレーオフ進出を手中に収めていた彼らは、第32節で相見えた。その時の順位は、すみだが4位で大阪が3位。いわゆるプレーオフ進出の順位を懸けた直接対決だ。ただし、この試合で両チームの指揮官が考えていたのは、両極端なものだった。

すみだにとっては、リーグ参入2年目で初めてのプレーオフ進出を決めたシーズン。須賀雄大監督は、この試合に勝利して、少しでも順位を上げることを考えた。もちろん、順位のためだけではなく、できるだけ勝利のいいイメージを持ってプレーオフに望むことを目指していた。

木暮賢一郎監督

一方で大阪の木暮賢一郎監督は、目先の勝利よりも、「いかにプレーオフを勝ち上がり、ファイナルで名古屋を仕留めるのか」に焦点を置いていた。だからこそ、戦略や戦術に基づく選手起用や有効なオプションなど、選択肢を探り出すために、この試合の40分間を費やしていた。

結果は、3−5ですみだに軍配が上がり、順位は逆転した。プレーオフ1st Roundは、リーグ2位とリーグ5位、リーグ3位とリーグ4位がそれぞれ対戦する。すみだと大阪は、リーグ戦の最終対決から4週間後、プレーオフの初戦で再び激突。結果は、2−5で今度は大阪に軍配が上がった。

木暮監督は最初から、このプレーオフの戦いをイメージしていた。リーグ戦は2位と3位、4位と5位の勝ち点差が離れていたことで、すみだと大阪の対戦はほぼ決定的だったため、第32節の大阪は、すみだにリードを許しても深追いすることなく、手の内を明かすことをしなかったのだ。

当時のプレーオフのレギュレーションは「引き分けならリーグ戦の順位が上のチームの勝利」というもの。これはもちろん上位のアドバンテージに違いないが、ただし、圧倒的な優位というわけではない。木暮監督は「勝ち切ればいいだけ」と考え、リーグ戦における順位を“譲った”のだった。

お知らせ

◆フットサルFリーグ17/18 放送!

◆フットサルFリーグ17/18 放送!
J SPORTSでは6クラブ共同開催で行われる「J SPORTS シリーズ」など年間54試合を放送!


特集ページこちら »

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ