敗戦に肩落とす慶大フィフティーン

また、あと一歩及ばなかった。11月23日(祝・木)に行われた早稲田大学vs.慶應義塾大学の伝統の一戦は、FW(フォワード)戦で有利に立った慶大が、後半一時12点のリードを奪った。

しかし、ラスト15分で早大の猛攻に遭い逆転されると、そのまま押し切られ、21-23で敗れた。慶大はこの敗戦で、対抗戦での成績を4勝2敗とした。

伝統の早慶戦で、引き分けを挟み6年間勝利から見放されている慶大。今季は対抗戦では、4年ぶりに明治大学を撃破。

王者・帝京大学に敗れはしたものの、接戦に持ち込むなどここまで順調な歩みを見せており、下馬評では慶大有利の声も多く囁かれていた。「今年こそ」。外野からのそんな期待感も、ここ数年で最も強かった。

迎えた一戦。試合序盤はキックゲームの様相を呈した。両軍BK(バックス)ともに手堅くロングボールを蹴り合う展開。伝統の一戦の重圧がそうさせたか、お互いに様子見の時間が長く続いた。

セットプレーを強みにする慶大は、前半からスクラムで優勢に立ったものの、「秩父宮が芝を張り替えたばっかりで、芝が剥がれてしまったので、レフェリーからスクラムを高めにしてくれと」と話したのは、LO(ロック)を務める佐藤大樹主将(総4・桐蔭学園)。本来の形である低い形で組みきれなかった。

一方で早大も展開中のハンドリングエラーが目立ち、前半は得意の横の展開がはまらず。PG(ペナルティゴール)2本を決めたものの、トライにまで結びつけられない。両軍ともに持ち味を生かしきれないまま、7-6で前半を終える。

迎えた後半、序盤は慶大がようやく流れを掴んだかに見えた。7分にPGを決められ、この試合初めてのリードを奪われたが、11分、敵陣深くのラインアウトモールからFL(フランカー)中村京介(文4・明和)がラックサイドを突き、再度慶大が逆転する。

続く24分には、FB(フルバック)丹治辰碩(政3・慶應)の突破からSH(スクラムハーフ)江嵜真悟を中継し、再びボールを受けた丹治がゴール前に迫る。

最後はフェーズを重ねてLO辻雄康(文3・慶應)がボールをインゴールに押し込んだ。残り16分にして、11点のリード。勝利への道筋がぐっと開けたかに見えた。

しかし、ここから早大が真骨頂を発揮する。早大SH齋藤直人の素早い球出しからハイテンポな横の展開が繰り出されると、後半に入り若干疲れの見える慶大は、ボールキャリアに対して、十八番のダブルタックルに入れず。ディフェンスが終始差し込まれ気味に。

悪循環は続いて、ディフェンスセットが遅れ、オフサイドを連発。完全に相手を勢いづかせてしまうと、28分、32分と連続でトライを許し逆転される。

ラストワンプレー、最後の攻撃に打って出た慶大が敵陣深くまで攻め上がったが、反撃はそこまで。21-23。またしても勝利の女神は慶大に微笑まなかった。

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