第43回社会人野球日本選手権大会は、トヨタ自動車の優勝で幕を閉じた。近年は2007・08・10・14年にこの大会を制している「秋のトヨタ」だけあり、この大会の強さは健在。

準決勝は今夏の都市対抗王者・NTT東日本を退け、決勝戦も地元大阪の強豪・日本生命を3-1で下している。

◆トヨタ自動車の勝ち上がり ・1回戦:4-2 日本製紙石巻
・2回戦:3-2 東京ガス
・準々決勝:9-5 東芝
・準決勝:2-0 NTT東日本
・決勝:3-1 日本生命

トヨタは2016年の都市対抗野球も制しているが、「小さな大投手」のベテラン佐竹功年がフル回転していた。一方で今大会は若手や中堅の投手が台頭し、26才の技巧派左腕・小出智彦が5試合中3試合に先発している。

小出は3試合とも5回前後に降板したものの、トヨタはそこから新人左腕の諏訪洸、右サイドハンドの藤田純基といった中継ぎにつなぐ継投で大会を乗り切った。

佐竹は「クローザー」として3試合に登板。合計投球回数は4回3分の1にとどまったが、決勝戦の胴上げ投手となった。佐竹が衰えたということではなく、2回戦と準決勝で先発して好投した20歳の左腕・富山凌雅も含めて「層の厚みを証明した」大会だった。

大会のMVPに輝いたのは、16打数9安打、打率.563と首位打者にもなった7番・ライトの多木裕史。昨年の日本選手権は源田壮亮(現西武)が9番を打っていたが、プロで「即戦力」になるような打者が下位を打っているのはトヨタの凄味だ。

決勝戦の4回に先制の2点タイムリーを放ったのが河合完治。2009年夏には中京大中京高の甲子園選手権大会制覇に貢献し、法政大では主将を務めたエリートプレイヤーだが、社会人でも大舞台で輝きを見せている。

また、NPBのベイスターズやホークスでも活躍した細山田武史は8番・捕手として守備の要となり、決勝戦は二盗を3度刺す活躍。入社2季目で昨夏に次ぐ全国タイトルを勝ち取った。

千葉ロッテのドラフト2位指名を受けたショート藤岡裕大は、19打数5安打でこの大会を終えた。

お知らせ

社会人野球日本選手権大会
J SPORTSオンデマンドで
準々決勝以降7試合を配信

●野球パック:月額1,800円(税抜)
●25歳以下の方は、U25割で月額900円(税抜)
※総合パックでもご視聴いただけます。
★詳しくはこちら >>

スカパー!×J SPORTS J SPORTS オンラインショップ