クライマックスシリーズ出場は日本シリーズ進出への「手段」であっても、プロ野球選手やチームにとっての「目的」にしてほしくないと考える。

2004年にパ・リーグがプレーオフ制度を導入してから、実際に短期決戦を戦った昨年まで、延べ39チームの翌年の順位を調べてみた。

今季は4位と、悔しい思いをしたバファローズファンは、以下の結果も肥やしに来季の開幕を待ちわびてほしい。

・↑ 昨季より順位アップ:8チーム
・→ 昨季と同じ順位:7チーム
・↓ 昨季より順位ダウン:24チーム

ちなみにセ・リーグでは、2012年以降のクライマックスシリーズ進出チームで、翌年の順位が上がったチームは皆無となっている。

この事実が何を意味しているか。単刀直入に述べると、近道をすることが、結果として強いチーム作りに支障をきたしているのかもしれない。

過去、リーグ優勝を達成したチームの春季キャンプを訪れたプロ野球OBが、全体の慢心を指摘する声は何度か聞かれた。

達成感はクライマックスシリーズ出場チームにもあるだろうし、油断を感じさせないチームにしても、長丁場を戦った疲労は残ると思われる。

まだ、日本一を賭けた戦いに身を投じるまでの準備が整っていなくても、短期決戦の緊張感を経験することでレベルアップにつなげる選手も多いはずだが、それを結果で示せたチームは少ない。

「リーグ優勝を逃したチームは、いち早く来季を見据えた選手起用と戦力補強に着手する」。

かつては2・3位の球団にもあてはまったチーム強化への基本だが、プレーオフ制度の導入後はそんな「悠長」が許されなくなっている。

その点、栄光への近道のようでいて、実はそうなっていないクライマックスシリーズに出場できなかったバファローズは、来季に向けた準備が着々と進む。

ちなみに2004年以降のパ・リーグでは、シーズン4位の延べ13チーム中、8チームが翌年に順位を上げている。

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