今季のクライマックスシリーズ(以下CS)は雨に左右されていますが、マツダスタジアムで行われたファイナルステージ第1戦も、冷たい雨の中での戦いとなりました。

2年連続のCSで、対戦相手も昨年と同じベイスターズ。マツダスタジアムは赤いポンチョで360度真っ赤に埋め尽くされました。

一方、グラウンドのベイスターズ選手はビジターユニフォームのブルーと、大きなコントラストを生みましたが、両チームの勝敗も明暗が大きく分かれました。

前夜、甲子園で2位タイガースを下し、ファーストステージを勝ち上がった3位ベイスターズは、当日移動でマツダスタジアムに乗り込んで来ましたが、下克上を目指しているだけに疲労は感じられませんでした。

両チームの先発投手は、予想通りの薮田和樹投手と石田健大投手。今季中継ぎでスタートしてシーズン途中に先発に回り、チーム最多の15勝3敗を挙げている薮田投手はこれがCS初先発。

ベイスターズの先発石田健大投手は、地元広島市生まれで広島工業高校出身(〜法政大学)のカープキラー。昨季と今季でカープには4勝して負けなしです。

先にピンチを迎えたのは薮田投手でした。3回表1死から石田投手にこの日、初ヒットを打たれると、続く倉本選手に巧打されてライト前ヒット。連打で1死1・2塁とされましたが、桑原選手をショートゴロ併殺に打ち取って切り抜けます。

一方の石田投手は、4回まで三者凡退3回を含むノーヒットピッチング。カープは5回裏の攻撃前に、今季限りでのカープ退団を発表している石井琢朗打撃コーチの訓示で円陣を組みました。

すると、この回の先頭サビエル・バティスタ選手が、3ボールからの高めをしっかりと選んで四球で出塁。この日、6番ファーストスタメンの新井貴浩選手が、低めチェンジアップを片手で巧く打ってレフト前ヒット。石田投手とは広島工業高校の先輩後輩対決でした。

続く、西川龍馬選手は、バントで送って1死1・2塁。會澤翼捕手は敬遠気味の四球。薮田投手三振で2死満塁。

ここで、田中広輔選手が、降りしきる雨の中でインハイを詰まりながらもセンター前に運んで2点タイムリーヒット。バティスタ選手が生還し、さらにはセンター桑原選手の返球が逸れて新井選手も生還します。

「やぶ(薮田)が頑張っていたので、タイムリーになって良かったです!」打った田中選手は、2塁ベースに到達するやいなや、両拳を強く握って渾身のガッツポーズ。

昨年のCSで12打数10安打を打ち、大暴れした田中広輔選手のバットが今季も火を吹き、大事な短期決戦の初戦で、チームに大きな勢いを与える貴重な先制点をチームにもたらしました。

打席での田中選手の気迫と集中力はレギュラーシーズン以上に強く、ファイナルステージ前に心配されていた選手たちの試合勘は杞憂なものでした。

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