こんな劇的な勝ち上がり方を誰が想像できただろうか。

楽天イーグルスがクライマックスシリーズのファイナルステージに進出した。2戦先勝(3試合制)のライオンズとのファーストステージでは、初戦にエース則本昂大が先発するも4回7失点の大乱調。

シーズン中に8勝を献上した“天敵”の相手エース菊池雄星をまたしても攻略できず、0−10とまさかの完封負けで崖っぷちに立たされた。

しかし、ダメージの残る敗戦も何のその。第2戦は、いきなり第1球目をリードオフマンの茂木栄五郎が一閃のソロで先制点。

2回にはキャプテン嶋基宏がスクイズを決めるなど2点を追加。投げては先発の岸孝之が快投。ライオンズ打線を寄せつけず、流れを渡すことなく、4-1で勝利した。

そして最終第3戦では、復調が待たれたウィーラーがクライマックスシリーズ初アーチを含む、4打数3安打2打点の大活躍で大激走もみせた。

先発は美馬学がしっかりと試合を作り、続いて「シーズン中はまずない」というイニング途中での前倒しの継投で、高梨雄平、 宋家豪(ソン・チャーホウ)、ハーマン、福山博之が無失点リレー。

梨田監督の采配はズバリ的中で、チームは5−2と勝利をあげて2連勝。結果、2勝1敗の逆転劇でファーストステージを突破。

2007年にクライマックスシリーズが始まって以来、初戦黒星からファイナルステージ進出を決めたパ・リーグ初のチームとなった。

「チームの雰囲気はどう?」

現場で取材をしていると、ファンや他のメディア関係者から、もっぱら尋ねられたことだ。その度に「良いです」と答えていた。ありきたりに聞こえたかもしれないが、それが率直な印象だったからだ。

すごく良くも悪くもない。メディアが大勢集まった物々しさはあっても、選手たちは至っていつも通り。「良い」というより他に表現がなかった。

例えば、1戦目はとんでもない負け方をしたが、試合後も監督やコーチはじめ、選手たちも直ぐに切り替えていたようだった。

どんよりした空気も感じられなかった。則本はややうつむきがちに取材に応対していたが、それも、いつもの負けた時と変わらないと言えば変わらない光景だった。

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