プレーオフ。日本とアメリカとでは少し考え方が違うようだが、どちらも公式戦=ペナントレースが終わった後に行われるポスト(「後の」意)シーズン・ゲームである。

メジャーリーグではポストシーズン・ゲームで7勝(地区シリーズ3勝、リーグ優勝4勝)しないと「リーグ王者」とは呼ばれることはない。「地区王者」ではなく、ワイルドカード(地区王者以外の最高勝率上位2チーム)でポストシーズンに進んだチームは、8勝しなければならない。メジャーリーグ王者=ワールドシリーズ優勝までは、「地区王者」で11勝、ワイルドカードなら12勝しなければならない。

それは公式戦なら4シリーズ連続で勝ち越すことに匹敵する。しかも相手はどこも公式戦の「地区王者」か、ワイルドカードの強豪である。いくら公式戦で勝って2位と大きなゲーム差があっても日本プロ野球のように1勝のアドバンテージが与えられるわけではないので、「リーグ王者」になるのも「ワールドシリーズ王者」になるのも難しい。

それがワールドシリーズ連覇ともなれば、これはもう「至難の業」と呼んでいいだろう。

メジャーリーグが現行の3地区制となった1994年以来、ワールドシリーズ連覇を成し遂げたチームは、1998年から三連覇したヤンキースのみである。

1994年はストライキのためにプレーオフが中止となったので1995年から数えたとしても、去年までの21年間でワールドシリーズ連覇に成功したのがヤンキースだけというのは興味深い。と言うのも、この21年間に連覇に挑んだブレーブス(1995年と1996年)とフィリーズ(2008年、2009年)の偉業達成を阻止したのがいずれもヤンキースだからだ。ブレーブスは2年目のワールドシリーズで2勝4敗、フィリーズも2勝4敗でいずれもヤンキースに連覇を阻止されている。

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