◆課題と成果が同居する試合

関西大学ラグビーAリーグ開幕戦の立命館大学戦。天理大学は、49-8で勝利したが、点差以上に課題と成果が同居する試合となった。

この試合はチームの総合力の勝利と言える。FW(フォワード)としては不満の残る試合となったが、「BK(バックス)が得点を重ねる事ができた」(小松監督)試合であった。

この試合の課題はスクラム。昨年、今年の天理はFWを前面に押し出して、セットプレーはどこにも負けないという自信を持ってやっているが、この試合ではスクラムが上手く組めず、ペナルティを取られてチームとしてリズムに乗れない展開となった。

チームとしていつもと違う試合展開となり、点差的に負けていないのに負けているような気分でゲームが動いていった。

結果的には、終盤にメンバーを替えて、ラスト20分でようやくスクラムが押せるようになり、いつも通りのリズムのゲームとなったが、こんな試合展開もあることを経験でき、選手全員が共通認識できたことは、今後に生きてくる開幕戦となった。

◆活躍した新戦力

SO松永のゴールキック

この試合では、SH(スクラムハーフ)に藤原忍(体育1・日本航空石川)、SO(スタンドオフ)に松永拓郎(体育1・大産大付)の1年生コンビが起用されてた。

小松監督は「開幕戦の緊張の中、それなりの働きをしてくれた。松永はSOに必要な基本スキルのレベルが高く、ゴールキックも6本決めてくれた」。

また、「藤原は、非常にスキルフルで、攻撃のテンポ、リズムに独特なものを持っていて、意外性のある面白い選手。このハーフ団がチームとしての一つの武器になれば」とその活躍を期待する。

シオサイアの突進

その他、BKで目を引いたのは、2本のトライを決めた1年生のCTB(センターバック)のシオサイア・フィフィタ(国際1・日本航空石川)。

小松監督も「昨年のFB(フルバック)のケレビはステップを切りながら突破していく選手だったが、シオサイアはパワー系で、ディフェンスを切り裂いていくことが多い」と話す。彼の活躍に今後も期待したい。

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