4回目の開催となるタイ大会、過去のノウハウ、データは活かされるか?

 SUPER GTもいよいよシリーズ第7戦を迎え、海を渡ってチャン・インターナショナル・サーキットを決戦の舞台とする。タイでのレースも今年で4回目となるから、データやノウハウが蓄積されて、よほどのことがない限り、どのチームもセッティングに大外しはないはずだ。よほどのこととは、例えば事前告知なしの路面改修とか……。かつてマレーシアのセパンサーキットではそういうことがあって、前乗りした関係者から悲鳴が上がった、ということも。

 それはさておき、事前のテストができない分だけ、過去の相性がそのまま反映されそうであるが、ことGT500に関しては今年からすべてニューマシンに改められているので、そうとも言い切れないともいえるし……。今年に限っては実際に走ってみなければ分からない、というのが本当のところだろう。

意外にもランキングのトップには、MOTUL AUTECH GT−Rが!

 ところで、ここまでの6戦を振り返ってみれば、レクサス勢の圧倒的な強さを記憶に留めている方は少なくないだろうが、ここ2戦は……というと。第5戦・富士では野尻智紀/小林崇志組のARTA NSX−GTが、そして第6戦・鈴鹿ではベルトラン・バゲット/松浦孝亮組のEpson Modulo NSX−GTが優勝。ホンダ勢の台頭が目立つとともに、ややレクサス勢の影が薄くなった感も。

MOTUL AUTECH GT-R

 そして、ランキングのトップに立っているのは、なんと未勝利のMOTUL AUTECH GT−Rをドライブする松田次生/ロニー・クインタレッリ組なのだ。6戦すべてでポイントをコツコツ稼ぎ、前回の2位が特に効く格好に。ランキング2位のKeePer TOM’S LC500を駆る平川亮/ニック・キャシディ組に、まさか11ポイントもの差をつけているなんて、鈴鹿の前に誰が思っただろうか。

 まぁ、レクサス勢のやや苦戦ぶりは積み重なったウエイトハンデによるものだという向きもあろうが、ならば前回、予選2番手だった関口雄飛/国本雄資組のWedsSport ADVAN LC500は、ハンデに苦しんでいなかったのは事実。他のレクサス勢が苦しんでいる分の穴埋めができたはずなのに、実際には……。その背景として、予選との温度差により、彼らの装着するヨコハマタイヤが、決勝でまったくマッチしなかったのは確かである。初めてのポールポジションからスタートした、佐々木大樹/J.P.デ・オリベイラ組のフォーラムエンジニアリングADVAN GT−Rも、苦戦を強いられていたからなおのこと。

 となると、過去の相性は反映されやすいと述べたが、そうとも言いがたくなってきた。なぜなら、昨年のレースを制したのは、WedsSport ADVAN LC500であるからだ。そのあたりはヨコハマが施してくる、対策にもかかってはいるとはいえ。ともあれ、レクサス勢にとっての朗報は、第7戦・ラス前の戦いとあってウエイトハンデが半減されること。これによって、苦境からのリセットも可能だと、考える向きは必ずやいるだろう。だが、果たされなかったとしたら、それはホンダ勢の進化が著しいことの証明ともなるに違いない。

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