スコットランドや北アイルランドはイギリス領だが、サッカー界では独自のリーグと代表チームを持っている。ウェールズも独立のサッカー協会、独自の代表チームを持っているが、スウォンジーやカーディフはイングランドのリーグに所属している。

世界のサッカー界が「一つの国に一つの協会、一つの代表」原則で動いているのは、ちょうどヨーロッパ大陸で「国民国家」(各国「国民」がそれぞれ主権国家を構成するという制度)が確立した19世紀末から20世紀前半にサッカーという近代スポーツが盛んになったからだろう。だが、独立ドミノが起こり、一方でEUによる統合が進めが、「いつまでも、昔の制度のままでいいのか?」という議論も起こるかもしれないのだ。

つまり、国際リーグ結成である。

これまでにも、オランダ、ベルギーの間で「(ルクセンブルグを含めた)ベネルックス・リーグ」結成が取りざたされたこともあったし、スコットランドとポルトガルがリーグを統合しようというプランまであった。アイスホッケーでは、日本、韓国、中国、ロシアを含むアジアリーグがすでに結成されている。 「リーグは、なにも一国一リーグでなくていいではないか」。そんな動きが出てくるような気がするのである。 カタルーニャ独立の動きが今後どのように発展していくのか、そして、サッカー界にどのような影響があるのか……。その行方を見守っていきたい。

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後藤 健生
1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続け、「テレビでCLを見るよりも、大学リーグ生観戦」をモットーに観戦試合数は3700を超えた(もちろん、CL生観戦が第一希望だが!)。74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授

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