イギリス(連合王国)がEU(欧州連合)から離脱したことによって、愛蘭(アイルランド共和国)では南の共和国と英領北アイルランドの国境が自由に通行できなくなるので、北アイルランドでも共和国との統合や独立(=EU加盟)を求める声がすでに上がっているが、アイルランド問題も再発しかねない。さらに、フランス領のコルシカ島やイタリアのサルデーニャ島などでも独立運動が現実味を帯びるだろうし、イタリア北部の独立運動にも刺激を与えるはずだ。

かつて、1990年代には東ヨーロッパで社会主義政党が政権を失ったことでユーゴスラビアやチェコスロバキアが分裂、東ヨーロッパには多くの新しい国が生まれたが、カタルーニャ独立をきっかけに西ヨーロッパでも独立ドミノが起こらないとも限らないのだ。 ユーゴスラビア・リーグではベオグラード(セルビア)のレッドスターとザグレブ(クロアチア)のディナモがいつも熱い戦いを繰り広げていたが、連邦の解体でこのカードは見られなくなってしまった。あるいは、ソビエト連邦が解体して各国が独立した結果、ウクライナのディナモ・キエフがモスクワの強豪(スパルタクやデイナモ、CSKAなど)との対戦というスペクタクルが見られなくなってしまった。

西ヨーロッパで独立ドミノが起これば、それと同じことが各国のリーグで生じてしまう。カタルーニャ独立によって「エル・クラシコ」が消滅するのと同じように、である。 そうなれば、「国際リーグ」を求める声も大きくなるかもしれない。「一つの国に一つの協会、一つのリーグ、一つの代表チーム」というのが、サッカー界のルールだが、その見直しが始まるかもしれないのだ。

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