レギュラーシーズンも折り返し地点である。ジャパンラグビートップリーグ2017−2018は、全13節の6節までを終え、トップ4に進出できるチームが絞られてきた。一方、下位グループは大混戦で予断を許さない。第6節でヤマハ発動機ジュビロを破った神戸製鋼コベルコスティーラーズは、6戦全勝の勝ち点27で、レッドカンファレンス(RC)の2位。首位のサントリーサンゴリアス(6勝、勝ち点29)を、2点差で追っている。

トヨタ自動車ヴェルブリッツは、6節でクボタスピアーズとの乱打戦を50−40と制し、4勝2敗としたが、勝ち点19で神戸製鋼には引き離されている。4位のNTTコミュニケーションズシャイニングアークスは、前節、パナソニック ワイルドナイツに完敗し、3勝3敗と五分の星となった。同じく3勝3敗の近鉄ライナーズ、NTTドコモレッドハリケーンズとの勝ち点差は「2」しかない状況だ。

リコーブラックラムズ

ホワイトCはパナソニック、ヤマハ発動機をリコーが追う

ホワイトカンファレンス(WC)は、唯一6戦全勝のパナソニックが首位を独走(勝ち点30)。10点差でヤマハ発動機(勝ち点20)が追うが、リコーブラックラムズが勝ち点19でこれに迫る。4位はNECグリーンロケッツで、多くの主力選手が移籍した中、3勝3敗と健闘している。いまだ勝ち星がないのは、WCの豊田自動織機シャトルズと、コカ・コーラレッドスパークス。この両チームは第8節に直接対決がある。一足先に勝ち星を挙げることができるのは、どちらか。第7節は自動織機がパナソニック、コカ・コーラが東芝と戦う。

ジオ・アプロン

トヨタ自動車のジオ・アプロンは前節で3トライをあげるなど本領を発揮

第7節は、10月7日(土)に7試合が行われ、8日(日)は、秋田市のあきぎんスタジアムで行われるNEC対ヤマハ発動機のみ。土曜の試合で一番の注目カードは、岩手県のいわぎんスタジアムで行われるリコー対トヨタ自動車だろう。WCでヤマハ発動機に迫る勢いのリコー、RCでサントリー、神戸製鋼を追うトヨタ自動車、両カンファレンス3位同士のぶつかり合いは、トップ4争いに行く残るための戦いでもある。大型の強力FW同士の肉弾戦、タレントぞろいのBKの個人技の応酬は見ごたえ十分だろう。特にトヨタ自動車のFBジオ・アプロンは、前節のクボタ戦で本領を発揮。次々にタックラーをかわして3トライをあげた。リコーには脅威になる。

王者サントリーは、秩父宮ラグビー場で宗像サニックスブルースの挑戦を受ける。第2試合は、NTTコミュニケーションズとNTTドコモのNTTダービー。昨年、下部リーグのトップウェストで1シーズンを過ごしたNTTドコモだが、サンウルブズでも活躍するFBリアン・フィルヨーンが安定感あるプレーを見せ、突破力ある選手も多い。面白い試合になるだろう。同日、奈良県の天理親里ラグビー場では、近鉄と天理大学出身者が多いクボタが対戦する。RCで5位の近鉄と、8位のクボタだが、勝ち点は12と9で、その差3点。クボタが近鉄にボーナス点を与えずに勝利すれば逆転できる。互いに負けられない一戦。

山田章仁

トライランキングではパナソニックの山田章仁が8トライをあげてトップ

個人賞レースも役者が揃って面白くなってきた。トライランキングでは、山田章仁(パナソニック)が8トライをあげてトップに立ち、6トライの堀江恭佑(ヤマハ発動機)、5トライの松島幸太朗(サントリー)、ホセア・サウマキ(キヤノン)、ディグビー・イオアネ(パナソニック)、福岡堅樹(パナソニック)、アンドリュー・エリス(神戸製鋼)が続く。いずれ劣らぬトライゲッターだ。得点ランキングは、57点でベリック・バーンズ(パナソニック)がトップ。神戸製鋼のコディ・レイが、56点で2位。サントリーの小野晃征、NTTコミュニケーションズの小倉順平、トヨタ自動車のライオネル・クロニエが49点で並んでいる。上位チームのプレースキッカー達だが、第7節でどこまで得点を伸ばすかにも注目しておきたい。第7節もさまざまな角度からトップリーグを楽しんでもらいたい。

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村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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