Round11 ラリー・スペイン

正式な名称はRally RACC,Catalunya−Costa Dauradaという長い名前です。
元々カタルニア・ラリーとコスタ・ブラバ・ラリーが合体してグラベルとターマックのミックスでWRCに入ったのが1991年でした。開催本拠をカタルニア地方の観光地を移動したりFIAの単一路面の方針でターマックに変身したりしながらその後のFIAの路面制限の緩和策を経て2010年には再びミックスラリーを再実現し現在に至っています。

ロウブの全盛期には2005年から2012年まで優勝を独占しました。ロウブはターマック出身ドライバーですがグラベルでもミックスでも圧倒的な強さを発揮しました。2018年からWRC復活説も伝えられているようです。今年苦戦のシトロエンに加入すればまたまた面白くなるのですが。

Round11 ラリー・スペイン

ラリーの構成はレグ1がグラベル(一部ターマックも含まれる)、残りの2日間はターマックとなっています。
チームはグラベル、ターマック両方のコンポーネンツの準備が必要で、サス、ブレーキ、経の異なるホイール・タイヤなど負担が大きいのですが観客の楽しみはそれだけ大きくなります。レグ1の最終サービスはこの作業のため通常より延長したサービスタイムが与えられます。通常45分のところ75分になります。

今シーズン10戦を終了した時点でのポイントをおさらいしておきましょう。
フォードのオジェが177ポイント、ヌーヴィル 166、タナック 144、ラトバラ 123と続きます。スペインを含めて残り3戦、何れのドライバーにもチャンスはありますがここからはリタイアを避けながら激しく戦う必要があります。ヌーヴィルの戦い方に注目です。
オジェもヌーヴィルもターマックは得意なので車両のトラブルなければ本当に面白い勝負になります。ラトバラは目一杯行かざるを得ない立場ですが得意のGBで勝負でしょうか。
メーカーポイントでは当初ヒュンダイがかなり優位と思っていましたが、ヒュンダイはヌーヴィル以外のドライバーの失速、一方でフォードのタナックの予想外の活躍で上位2台の合計ポイントではフォード 325ポイント、ヒュンダイ 261、トヨタ 213となっています。順当に行けばこのままの順番になりそうな気配です。
今回の話題はミケルセンがシトロエンでなく、助太刀としてヒュンダイをドライブします。
一流選手ですがすぐに好成績につながるかわかりませんが上位争いに割って入れば更に残りのGBとオーストラリアでポイント争いが面白くなりますのでこれを期待しましょう。

ラリー概要は次のとおりです。

DaySS本数SS kmLiaison kmTotal km
L-1(10/6)Gravel 6 115.90 km 394.66 km 510.56 km
L-2(10/7)Tarmac 7 121.86 km 355.20 km 477.06 km
L-3(10/8)Tarmac 6 74.26 km 235.74 km 310.00 km
Total 19 312.02 km 985.00 km 1297.62 km
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福井 敏雄
1960年代から欧州トヨタの輸出部員としてブリュッセルに駐在。1968年、トヨタ初参戦となったモンテカルロからラリー活動をサポート。トヨタ・モータースポーツ部のラリー担当部長、TTE(トヨタ・チーム・ヨーロッパ)副社長を歴任し、1995年までのトヨタのWRC圧勝劇を実現させた。

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