関西大学体育会ラグビー部は1923年に創部され、関西では京都大学、同志社大学に次ぐ古豪だ。しかし、80年代以降は長く苦しい低迷が続いた。約30年間続いたBリーグ生活。98年から08年までの11年間は一度も入れ替え戦に進めず、暗黒時代となった。

再び、紫紺のフィフティーンに光が差したのは2010年代に入ってから。09年に入れ替え戦に久々に出場すると、10年には同志社大学と入れ替え戦を戦う。

12年シーズンは全勝で21年ぶりにBリーグを制すと、摂南大学との入れ替え戦を32-17で勝利。悲願のAリーグ昇格を果たした。

13年にまさかのBリーグ逆戻りを経験したが、14年に再昇格して以降はAリーグに定着。15年にはリーグ戦を3勝4敗の4位。47年ぶりに全国大学選手権に駒を進めた。

久々に挑んだ全国の舞台では、セカンドステージ第3戦で法政大学に29-24で勝利。歴史的な全国初白星となり、古豪復活を完全に印象付けた。

藤井主将のキャプテンシーに期待

しかし、昨年は開幕節の関西学院大学戦に敗れると、そこから立て直せず1勝6敗でAリーグ最下位に沈んだ。入れ替え戦では、大阪体育大学を相手に10-10と引き分ける。協会規定により辛くも残留を決めた。

苦難の戦いが続いた昨季を園田晃将HC(ヘッドコーチ)は「アタックの部分に迷いがあった」と振り返る。ゴール前まで攻め込むも、インゴール前でペナルティを繰り返し、得点力不足に嘆いた。

また、ペナルティーから失点につながる場面も多く、本来の強みであるディフェンスが崩れ大量失点で敗れる試合もあった。

昨年の結果を踏まえ、今季は関大ラグビーの伝統である粘りのディフェンスを中心としたチームに原点回帰。死角から低く刺さるタックルや、ダブルタックルなど泥臭いプレーが再び輝きを取り戻し始めた。

また、課題であった得点力不足解消にも余念がない。春シーズン序盤は練習のほとんどの時間をアタックにあてるなど、一歩でも前に出る姿勢をチーム全体に植え付けた。

今季主将を務めるのはPR(プロップ)藤井拓海(人4)。東海大仰星高3年時に全国高等学校ラグビーフットボール大会(花園)を制し、1年時からリーグ戦に出場するなど経験豊富だ。

プロップとして関大スクラムに安定を生み、ボールキャリー能力にも長けたものがある。また、藤井のキャプテンシーには首脳陣も全幅の信頼を寄せている。

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