パナソニックvs.トヨタ自動車

ジャパンラグビートップリーグ2017−2018第5節は9月22日の金曜日から24日の日曜日の3日間にわたって行われる。注目カードを一つに絞るならば、23日(土)、埼玉県の熊谷スポーツ文化公園で行われるパナソニック ワイルドナイツ対トヨタ自動車ヴェルブリッツだろう。ここまで4戦全勝のパナソニックは、圧倒的な攻撃力でホワイトカンファレンス(WC)の首位に立つ。対するトヨタ自動車は3勝1敗でレッドカンファレンス(RC)3位。サントリーサンゴリアス、神戸製鋼コベルコスティーラーズを追っている。

順位争いの上でも重要な一戦だが、今季より元南アフリカ代表監督のジェイク・ホワイトが指揮を執るトヨタ自動車は変革の年であり、昨季の8位から大きく順位を上げる可能性のあるチームだ。大型のパワフルFWをシンプルに前に出す戦法で、パナソニックに思い切った戦いを繰り広げるはず。スーパーラグビーのブルズ(南アフリカ)から今季加入したジェイソン・ジェンキンス(21歳)は、203僉125圓梁粒覆乃‘偉呂發△襦チーム加入15年目のベテラン北川俊澄とLOコンビを組み、セットプレーの軸として期待される。FLはキャプテンの姫野和樹と、突破役にも、つなぎ役にもなれる安藤泰洋、そしてNO8は怒涛の突進を見せるフェツアミ・ラウタイミ。これらのFW陣がパナソニックに圧力をかけられるかどうかが勝負の鍵を握る。

対するパナソニックも大きなFWを編成してきた。サイズではトヨタ自動車FWが平均身長・体重が、187僉111圓紡个靴董▲僖淵愁縫奪FWは189僉111圓半絏鵑襦PR稲垣啓太、HO堀江翔太以外は海外出身選手を並べた。サンウルブズでも活躍するサム・ワイクスと、元オーストラリア代表で来日11年目となるヒーナン ダニエルのLOコンビは破壊力抜群。「未完の大器」19歳のベン・ガンダー、世界屈指の仕事人であるデービッド・ポーコックのFLコンビも強力だ。これを、35歳のNO8ホラニ龍コリニアシが最後尾でまとめる。両FWのフィジカルバトルは迫力十分だろう。

パナソニックは、ここまで4試合で29トライ、199得点をあげている。一方のトヨタ自動車は、12トライで90得点。対戦相手が違うので単純な比較はできないが、パナソニックの決定力は際立っている。自在にボールを動かすHB団は経験豊富なSH田中史朗、SOベーリック・バーンズ。この2人がゲーム運びに安定感をもたらす。BKラインは円熟期を迎えつつあるWTB福岡堅樹、ルーキーのCTB松田力也、日本屈指のトライゲッター山田章仁ら日本ラグビーが世界に誇るタレントが揃う。トヨタ自動車も7人制日本代表のヘンリー ジェイミー、彦坂匡克の両WTBがおり、南アフリカからやってきたプレーメイカーのSOライオネル・クロニエがロングキックで地域を稼ぎながらチームを操る。7人制日本代表でチームメイトだった福岡対彦坂、クレバーなランが光るヘンリー対山田など注目のマッチアップもある。

パナソニックを率いるのは、元オーストラリア代表監督のロビー・ディーンズ。南アフリカ代表を世界一に導いたジェイク・ホワイトとの指揮官対決も豪華だ。チームの熟成度という点では、2014年度からディーンズ監督が指揮を執るパナソニックが上だが、急ピッチのチーム改革に乗り出したトヨタ自動車の勢いがどこまで通じるか。昨季は、36−14でパナソニックが勝利。さて、今年の結末は。

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村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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