ポストシーズン進出へ向け、ヤンキースは正念場の戦いが続いている。首位レッドソックスとのシーズン最後の直接対決には、3勝1敗で勝ち越した。

しかし、地区優勝へ望みをつないだのも束の間、ワイルドカードでヤンキースの背中を追うチームとの“直接対決”が続いている。

しかも、ヤンキースは終盤で31連戦の真っ只中。過酷なスケジュールだが、“負けられない”のだ。

続く、オリオールズ戦でも2勝1敗と、必死の勝ち越しを見せたヤンキース。次は、同じくワイルドカードで2.5ゲーム後ろにつける、レンジャーズとの3連戦。この大事なカード初戦に田中将大が先発する。

◆「サイン盗み」はルール違反ではないが…。ライバル関係に遺恨の兆し

熾烈な戦いは、因縁も深めつつある。レッドソックスとのシーズン最終戦を終えた翌5日、現地では「レッドソックスがヤンキースのサインを盗んだ」というニュースが駆け巡った。最初に報じたのは『New York Times』。

同紙によると、レッドソックスはダグアウトにいたトレーナーがアップルウォッチを使って、盗んだサインを選手に伝えたとのこと。

これを前々から訝しんでいたヤンキースが、映像の“証拠”を揃えてMLBに提出して訴えた。MLBは調査に乗り出し、そのトレーナーが事実を認めるなど、詳細が明らかになった。

ただし、サインを盗むこと自体はルール違反ではない。目下、問題視されているのは、アップルウォッチという禁止された電子機器を悪用したこと。

ランナーが二塁に出塁すれば、キャッチャーがピッチャーに送るサインは見えるが、それを二塁走者が目や何らかの仕草で伝えるのは「あり」なのだ。

ヤンキースは厳罰処分を求めているが、そうした“不正”が直接の勝敗を左右すると証明するのは難しい。

それに、これまでも「サイン盗み」が暴かれた事例はいくつかあったものの、お咎めなしに終わっている。今後MLBがどんな判断を下すのか注目されている。

なお、この訴えによって、レッドソックス側もヤンキースもサインを盗んでいると“反撃”を始め、ダスティン・ペドロイアは、悪びれもせず「(サインを盗もうとすることは)ベースボールの一部」と発言している。

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