人間だれしも不安を抱えながら生きている。人生はままならない。

フィルジル・ファンダイクはステップアップをもくろんでいた。サウサンプトンからビッグクラブへの移籍希望を公言し、みずからの実力をより高いレベルで試そうとしていた。サウサンプトンのマウリシオ・ペジェグリーノ監督もシーズン前のフランスキャンプからファンダイクを除外するペナルティーを科していたため、移籍は決定的と思われていた。

しかし、リバプール、チェルシー、マンチェスター・シティーなどとの交渉はことごとく成立せず、ファンダイクは先週末からサウサンプトンの全体練習に復帰している。その心中は複雑に違いない。やむをえず残留したクラブで、モチベーションを維持できるだろうか。

しかも、ファンダイクが負傷で戦列を離れた2月以降、吉田麻也とジャック・スティーブンスのコンビネーションが試合を重ねるごとに整ってきた。センターバックは基本のペアをあまり崩さないポジションであるため、レギュラーのふたりにアクシデントが起きないかぎり、ファンダイクの位置づけは三番手だ。彼のプライドになんらかの影響を及ぼす公算は非常に大きい。

おそらく、移籍市場が再開する来年1月、ファンダイクはふたたびアクションを起こすだろう。サウサンプトンに未練があるとは思えず、この先ピッチに立ったとしても、新天地に備えて無難なパフォーマンスに終始するリスクをはらんでいる。世界屈指のセンターバックとはいえ、〈心中ここにあらず〉の選手は使いづらい。

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