開幕戦から白熱の好勝負が展開されているジャパンラグビートップリーグ2017-2018は、第3節を終え、3連勝はホワイトカンファレンスのパナソニック ワイルドナイツ、レッドカンファレンスの神戸製鋼コベルコスティーラーズ、サントリーサンゴリアスのみ。パナソニックだけが、すべての試合で3トライ以上差をつけるボーナス点を獲得し、満点の勝ち点「15」をあげている。王者サントリーは、第3節でヤマハ発動機ジュビロとの死闘を制し、前半戦の山場を乗り越えた。しかし、ヤマハ発動機も自慢のスクラムでは圧力をかけ、初優勝を狙うにふさわしい実力を披露、優勝決定トーナメント(日本選手権)での再戦を予感させた。

瀧澤直

NECは瀧澤直キャプテンら生え抜きの選手がチームをまとめる

どのチームも開幕戦から4週連続となる第4節までを第1クールとして考えて戦っている。次週はお休みとなり、9月22日から始まる第5節に向けてリセットできる。いい内容で戦って、中盤戦につなげたいところ。9月8日(金)から始まる第4節も楽しみな対戦が多いが、秩父宮ラグビー場の金曜ナイターで対戦するのが、ホワイトCで3位につけるNECグリーンロケッツと、レッドC首位の神戸製鋼だ。バックスに負傷者の多い神戸製鋼だが、前節もルーキーのCTB重一生、WTB清水晶大がトライを挙げるなど、若い力が芽を出して、その穴を埋めている。一方のNECは移籍で大量に主力選手が流出したが、瀧澤直キャプテンら生え抜きの選手がチームをまとめ、結束力がある。FW戦が勝敗を分けるカギになりそうだ。

小倉順平

NTTコムの攻撃の軸となる小倉順平

優勝争いで注目は、レッドCの2位サントリーと、4位NTTコミュニケーションズだろう。前節、近鉄ライナーズに快勝したNTTコミュニケーションズンズは、SO小倉順平が攻撃の軸になって大活躍し、ルーキーのSH湯本睦も強気のプレーを見せた。相手のいないスペースにボールを運ぶスタイルはサントリーと共通しており、互いの駆け引きで面白い試合になりそうだ。ホワイトCで2位のヤマハ発動機と、4位のリコーブラックラムズも興味深い対戦だ。リコーは、前節、宗像サニックスブルースに先制トライを奪われながらも、FL武者大輔を筆頭に粘り強いタックルで耐え、35−14で快勝した。ヤマハ発動機戦でもスクラムで健闘できれば僅差勝負に持ち込めるはず。

ジェイク・ホワイト

トヨタ自動車のジェイク・ホワイト監督はFWを前に出す力強い戦いを見せる

9月9日(土)、京都の西京極で対戦するレッドC3位のトヨタ自動車ヴェルブリッツ、6位東芝ブレイブルーパスの古豪対決も楽しみだ。元南アフリカ代表ヘッドコーチのジェイク・ホワイト監督が就任したトヨタ自動車は、サイズの大きなFWを前に出す力強い戦いぶりで、昨季の総合8位から大きく順位を上げそうな勢いがある。東芝ブレイブルーパスも、昨季9位から一気の上位を狙っているが、NTTコミュニケーションズ、パナソニックには敗れた。復活への道は険しいが、フィジカルに強みを持つトヨタ自動車との対戦は、今後の試金石となる。互いに激しく縦に出るタフな試合になりそうだ。

レッドとホワイトの各カンファレンスの順位によって、各順位決定トーナメントに進む今季の方式は、カンファレンスの7、8位になった時点で、入替戦、自動降格圏内に入ることを意味する。いまだ勝利が無いのは、ホワイトCの豊田自動織機シャトルズ、コカ・コーラレッドスパークス、そして、キヤノンイーグルスの3チーム。連敗から抜け出すのはどのチームなのか。生き残りをかけた戦いも熱い。

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村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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