5位に低迷する中、チームにとって京田陽太は希望の光だ。8月下旬を迎え、残りは30試合を切った。誰もが口を揃えて言う。「ここまでやるとは思わなかった」。

ルーキーながら堂々とした数字を並べている。森監督の育成方針もあるが、京田自身がここまでプロの1軍についてきている事が素晴らしい。そして京田はそれを可能にする身体の強さを持っている。

試合のない月曜日も京田は頻繁に練習に参加。シーズン前半戦、完全オフ日はほとんどなし。美容院に行く時間もなかったと言う。大学時代から愛用している“バリカン”で耳の上の刈り上げ部分を自分でカットしていた。

京田は「さすがに後頭部や頭頂部は自分で切れませんので、遠征先で時間を見つけてカットに行きますが、横は自分で刈ります。そうそう髪を切りに行く時間もないんで」。

「まあ、休みは少なくて当然です。下手くそは練習しないと。身体は大丈夫ですよ。移動時間など上手く休むようにしていますから」と話していた。

身体の強さについて京田は「昔、ピッチャーをやっていた時は肩が痛いとかありましたが、野手になってからは大きな故障はしていませんね」。

「ここまで2度ピークがありました。6月に1度、8月に1度。でも、上手く乗り越えられたかなと思います。その2度は身体もですが、気持ちの方がしんどかったですね」と話す。

ルーキーがプロの世界で1シーズン過ごすのは想像以上に厳しい。京田は失敗を飲み込み、逆境を跳ね除ける心の強さも持ち合わせている。兄貴分の亀澤恭平が春先の出来事を教えてくれた。

「あいつのエラーで失点した試合があったんです。僕がセカンドを守っていて、ふと京田を見たら涙流しているんですよ。おまえ、泣きながらプレーしても打球見えないだろって言ったんですが、泣き止まなくて。ベンチに帰ったら珍しく直倫(堂上)が京田に、試合に出られるだけ楽しいって思えと言ったんです」。

「そしたら京田、泣き止んでプレーしたんです。そんな事めったに言わない直倫にも驚いたし、それをすぐに飲み込んだ京田もなかなかやるなって思いましたね」。

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