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スキー コラム 2016年11月25日

『冷え込み厳しいフィンランド』スキージャンプFIS W杯 16/17クーサモ・ルカプレビュー

鳥人たちの賛歌 W杯スキージャンプ by 岩瀬 孝文
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ヤッコ・マータ

なんとか復活のきざしをと奮闘するヤッコ・マータ(フィンランド)

かつてのフィンランドの強さは、いったいどこへいったのだろう。
あのクールな王者ヤンネ・アホネンが、にこりともせずに静かに表彰台の中央へあがる。
彼は、ほんとうに笑わなかった。
フィンランドではその前の時代に、あの酔いどれ天使マッティ・ヌカネンが、何度も飲酒によるトラブルを起こしながらも、その勝利と五輪金メダルの数々で、いまでも国民に愛されているのだ。強豪その名のごとくかつては国別対抗において堂々の優勝を飾り、名将ミカ・コヨンコスキとカリ・パタリなどの有能なコーチ陣で、見るからに栄華を誇っていた時代があった。
ところがいまやジャンプやノルディック複合チームのスポンサーが減少、強化合宿や選手育成に支障が出てしまうくらいにまでなってしまっていた。しかもヘッドコーチは国内における調整がつかずオーストリア人にしてしまうくらい、ばらつきのある状況だ。
さらには、将来性ある若手選手で固めていたノルディック複合チームも低迷が続き、あの勇者ハンヌ・マンニネンの復帰に期待をかけるという話さえ浮上している。
またジャンプチームも同様、引退して故郷ラハティで、悠々とカーレースなどに興じていたアホネンを引っ張り出し、これさえもスポンサー対策の末にと言われ、いったい来年2月の地元ラハティ世界選手権2017はどうなるのであろうとの心配も。やはり地元選手の活躍がなければ大会は盛り上がらない。
いまや、冷え込むフィンランドそのものだ。

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