ヴァンフォーレ甲府 稲垣祥選手

Q:ここからはキャリアのお話を聞かせて下さい。まずサッカーを始めたのは何歳の頃ですか?

A:幼稚園の年中なので4歳です。幼稚園のチームみたいな所で、遊びみたいな感じでしたけど、サッカーを始めました。最初は野球とサッカーとどっちをやろうかと親とも話していたんですけど、まあ野球が下手で(笑)親に「サッカーをやった方が良い」と言われて。たぶん親はどっちかと言うと野球をやって欲しかったみたいなんですよね。野球好きだったので。でも、現実的なことを考えてサッカーを勧めてくれました(笑)

Q:4歳でその才能を見抜いてくれたことが、結果的に今の職業に繋がっていますからね。

A:そうですよね。親にそういう見る目があったんですかね。そんなことないと思うんですけど(笑)そんなにスポーツと深く関わりのある家ではなかったので。

Q:兄弟構成で言うとお姉さんと妹さんですよね。幼稚園からサッカーを始めるパターンは、お兄さんがサッカーをやっていたからみたいな感じは多い気がしますが。

A:そういうのはうらやましかったですね。例えばお兄ちゃんがいたら、目標がお兄ちゃんになって、一緒にサッカーをできたりもしますし、「追い付け、追い越せ」みたいになるじゃないですか。そういうのが凄くうらやましかったですけど、僕は上も下も女の子だったので、そっち系の女の子の遊びの方に流れていましたね。

Q:おままごととかですか?

A:そうですね。“シルバニア”とか。

Q:“シルバニアファミリー”!ウチにもありましたよ。ウサギの家族の(笑)

A:そうそう(笑)そっち系でした。シルバニアファミリー系?(笑)
だから、電車とか車にも全然興味がなかったですし、そっち系でしたね。

Q:幼稚園のチームは大会にも出るようなチームだったんですか?

A:いえ、そういう感じではなかったですね。何回か試合をやったぐらいで。ただ、今でも覚えているのは幼稚園の最初の試合で、転んだ所の上から頭を踏まれて、その日は雨が降っていてドロドロの中でやっていた試合で、バシャーンってなって泣きながら母親の所に行って(笑)、試合を抜けて一緒に顔を洗いに行ったというのは忘れられないです(笑)
それは母親も多分覚えていると思います。

Q:サッカーにはすぐにのめり込んだ感じですか?

A:はい。やっぱり楽しかったので。周りにもそういう友達がいたというのもあったんですけどね。

Q:そうすると“シルバニアファミリー”で遊んでいた少年が、だんだん外でサッカーをするようになっていったんですね。

A:そうですね。サッカーがなかったら、ずっと家でそういう遊びをするような子に育っていましたね。サッカーが唯一外で遊ぶ機会だったので、それは良かったかもしれないです。

Q:小学校は大泉西小学校で、大泉西ハリケーンというチームに入っていたんですね。これは小学校のチームですか?

A:そうですね。小学校のチームで、5年生の夏くらいまでやっていて、その頃に友達と僕が慕っていたコーチの方と「もう少し上を目指そうか」という話になって、サウスユーベに5人ぐらいで行ったんですよね。ハリケーン自体は練習の回数も多くなくて、サウスユーベの方が練習が多くて、「いっぱいサッカーをやりたい」という気持ちがあったので、行かせてもらうことになりました。

Q:大泉西ハリケーンはどういうチームでしたか?

A:普通の小学校でサッカーが好きなヤツが集まっているチームで、良いチームでしたけどね。良いチームでしたけど、やっぱり「もっといっぱいサッカーをしたい」という気持ちが強かったんですよね。その時は何人か同級生の中に「オレは行かない」という感じでハリケーンに残ったヤツもいて、それに関しては少し申し訳ない気持ちもありました。

Q:サウスユーベFCはどういうチームだったんですか?

A:サウスユーベは「とにかくいっぱいボールに触って上手くなろう」というチームで、絶対に練習の最初はリフティングから始まるんですよ。ピッチの横幅を使って、行きは“インステップだけ”、帰りは“インサイドだけ”とか、“右足だけ”とか“左足だけ”とか順番があるんですよね。それができないと、また元に戻ってやり直しなので、ずっとインステップから次に進まないヤツとかいますし(笑)、できるとどんどん難しいステップに進んで行くんですよ。それを毎日やっていたので、その頃にリフティングは上手くなりましたね。楽しかったです。それで空中のタッチの感覚は掴めるようになりましたし、色々な部分を使っていると、色々な動きが出てくるので、小さい頃とかはそういう動きも大事だと思いますし、リフティングは良いと思いますね。

Q:サウスユーベは強さで言うとどのくらいだったんですか?

A:僕らの頃は練馬で優勝したりとか、3位になったりとかで、区内では優勝しないといけないチームでした。そこから都大会に出てどれだけやれるかという感じでしたね。

Q:例えば全少の予選だと都大会には出るくらいの感じですか?

A:そうですね。全少の都大会は確かヴェルディに負けたんですよ。練馬区内では強い方でしたね。それだけ強かったからこそ、行きたいという気持ちがあったんです。黄色のユニフォームで結構目立つんですよ。カッコいい感じで。憧れのチームという感じで、僕の代のスター選手みたいなヤツも何人かサウスユーベにいて、彼らと一緒にやるのも楽しみでしたし、実際に一緒にやれて良かったなと思いましたね。練馬のトレセンもサウスユーベの選手が多かったですし、良い選手が多かったです。

Q:ご自身は選抜にも入っていたんですか?

A:練馬の選抜には入っていましたけど、都選抜には入っていないです。だから当時も練馬区内ではそれなりにやれていましたけど、都に行ったら全然有名な選手ではなかったですし、活躍はできなかったですね。練馬区のトレセンがあって、その上に地域トレセンがあって、その上に東京のトレセンがあるんですね。その地域トレセンには行っていて、練馬区、杉並区、中野区あたりが集まってやるんですけど、そこから上には行けなかったので、地域止まりという感じでした。

お知らせ

ヴァンフォーレ甲府 稲垣祥選手

◆ 2016 J1 2ndステージ 第16節
10月29日 (土) 午後1:50〜 J SPORTS 3
湘南ベルマーレ vs. ヴァンフォーレ甲府
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