高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)

リオ五輪という一大イベントを終えて休養を取り、祝勝会やメディア出演等が続いた2人が調整不足に陥ったのは、当然だ。高橋は「このコンディションで、よくここまで来られたなと驚いている。勝ちたいということよりも、ケガをせずに終わりたいという思いが強かった」と本音を漏らした。五輪後でファンの注目は高いが、反比例するようにコンディションは落ちていた。合宿では自分の体が思うように動かなかったという。今大会のことだけを考えると明らかな調整不足だが、1年間を休みなく戦い続けるスケジュールを考えると、どこかでテンションを落とさなければ身体が悲鳴を上げてしまう。女子シングルスの奥原希望(日本ユニシス)もそうだが、五輪で好結果を残した直後に国内で注目大会が行われたことで、調整が難しくなったことは間違いない。それでも松友は「デンマークペアは試合後の会見で、1週間休んで練習を始めたと言っていた。彼女たちは(初出場だった自分たちとは違って)五輪を何回も経験していて、大会後のこともよく知っていると思う。勝てなくなるのは、一瞬(で陥る)。また、しっかりとやっていきたい」と対戦相手のベテランペアからタフなシーズンを戦い抜く術を学ぶ姿勢を示していた。

高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)

国際ツアーの最高峰であるスーパーシリーズは年間12試合行われ、今大会が第7戦。高橋、松友組は、10月に第9戦のデンマークオープン、第10戦のフランスオープンに出場を予定しており、年間成績上位8ペアが出場できるスーパーシリーズ・ファイナルの出場を目指す。高橋は「今は疲れたので休みたいという気持ちがあるけど、休んだら一緒だと思うので、次のデンマーク、フランスに向けてしっかりと練習をして、次は勝ちたいという気持ちで挑んで、デンマークペアとデンマークで当たったら今度は勝ちたい」と再調整とリベンジに意欲を示した。次なる戦いは、もう始まっている――「タカマツ」ペアにとっては、五輪を制した後でそんなメッセージを受け取る大会になった。

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平野 貴也
1979年生まれ。東京都出身。
スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集・記者を経て、2009年に独立。サッカーをメーンに各競技を取材している。取材現場でよく雨が降ることは内緒。

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