ルーキーイヤーから出場機会を勝ち獲り続けてきた。理想と現実をしっかりと見据え、時にはその役割に戸惑いつつ、それでもその役割を確実に全うすることで、いかなる時でもチームから、そして何より指揮官から厚い信頼を寄せられている。谷口彰悟。25歳。柔らかさの中に確かな情熱を抱く、スマートな熱血漢が語るPre-match Words。

Q:もうセカンドステージも終盤に差し掛かりつつありますが、今シーズンのここまでのチームのパフォーマンスをどのように捉えてらっしゃいますか?

A:今シーズンはキャンプの時から攻撃はもちろんですけど、守備の所でも全員の意識だったりとか、そういうやり方の練習に時間を割いてやっていたので、そういった中でシーズンがスタートして、フロンターレらしい相手を圧倒するゲームというのは今シーズン正直そこまで多くないと個人的には思っています。ただ、我慢して我慢して1点を取って勝つとか、完全な負けゲームでも最後の最後に点を取って追い付くとか、そういう勝負強い戦い方ができるようになってきたなというのは、今シーズンを戦っていて思いますね。

Q:フロンターレはそういう“勝負強さ”を周囲からも問われてきたと思いますが、今シーズンは結果が付いてきている一番の要因はどういう所でしょうか?

A:まずは自分たちのチームの雰囲気で、やっぱり「常に良い声を出してやっていこう」というスタンスでやり出してから結果が付いてくるようになりましたし、どうしても攻撃がうまくいかない時間が続くと、イライラしてきたりとか焦れてしまったりして、後ろも我慢できずに点を取られて負けるという悪い流れになるんですけど、それを僕としても昨年、一昨年と経験してきて、「ああ、今は危ない時間帯だな」とか「ここで焦れたら負けだな」というのもだいぶわかってきましたし、自分たちのことをより理解できるようになってきているのが一番大きい要因かなと思います。

Q:攻撃に注目が集まる中で“守備の安定感”もやはり周囲から問われてきたと思います。ただ、今年はおっしゃったようにロースコアで勝つ試合もありますが、そういう“守備の安定感”はプレーしていて実際に感じてらっしゃいますか?

A:先ほども言いましたけど、キャンプの時から守備の意識改革というか、そういう所に時間を割いてやってきたので、前線の選手も意識を高く、取られたらすぐに切り替えて、ファーストディフェンダーでボールを追うということをやってくれますし、それをやってくれるだけで後ろとしては狙える可能性も広がってくるので、別に守備陣としては特に昨年や一昨年とそこまでやっていることは変わっていないと思います。もちろん試合を数多く経験することで、「ここは危ないな」と感じる時間帯だったり場所というのも経験してきていますけど、そこで周りの選手たちが頑張ってくれている分、後ろとしては楽に守れるシーンというのは増えてきましたし、どちらかと言ったら今まで“受け身”な守備が多くて、カウンターを浴びたりするシーンが多かったんですけど、自分たちから仕掛けてボールを奪いに行くような、積極的な守備もできるようになってきているので、そのあたりは昨年や一昨年とは違って成長した点かなと思いますし、比較的後ろが安定してゲーム運びができるようになってきたのかなと思いますね。

Q:ここまでのご自身のパフォーマンスに関しては、どのように捉えてらっしゃいますか?

A:良くはないですね。正直今シーズンがスタートして、凄く高いモチベーションで臨みました。ただ、新しく入ってきた選手だったりとか、そういった選手たちと競争していく中でなかなか自分の力を発揮できない時期もありました。でも、そういう時期があったからこそ、また1つ自分の中で成長したと思えているので、競争は本当に良いことですし、今年は特に競争が激しくなってきているので、そういった中でも負けずにポジションを確保して、試合で高いパフォーマンスを出し続けるというのは非常に大事なことだなというのは改めて感じました。そういう部分を含めて「まだまだ自分はもっともっと良くなる」と思っているので、まだここから最後に向けてしっかりとしたパフォーマンスをしていきたいなと思います。

お知らせ

◆ 2016 J1 2ndステージ 第11節
9月10日 (土) 午後6:50〜 J SPORTS 3
川崎フロンターレ vs. アビスパ福岡
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