今年アジアで行われる最初のワールドツアー大会、グランプリ・ウランバートルの開催が今週末(7月1日〜3日、J SPORTSで生中継)に迫った。

リオデジャネイロ五輪の出場権獲得レースとシード権争いが既に閉じ、本番まで残された時間はあとわずか1か月。かつ先週の欧州(ハンガリー)から間を置かず東アジアにエリアを移しての連戦という開催密度の高さも相まって今大会の出場選手は少なく、スターの参加も数えるほど。1次エントリーの段階での各階級の平均出場選手数は9人、最少の100kg超級は5人、名の通った選手の参加がまったくない73kg級ではなんとワールドランキング73位のマーティン・ホヤック(スロベニア)が第1シードを務める見込み。間違いなくロンドン―リオ期の4年間でもっとも規模の小さいワールドツアー大会である。

その中にあって注目すべきは地元モンゴル、そしてキューバと日本という強豪3か国の選手たち。

男子に90kg級のラグワスレン・オトコンバータル、100kg級のバトトルガ・テムーレンの2人、そして女子に48kg級のムンクバット・ウランツェツェグら4人と今大会に計6人の五輪代表を送り込むモンゴル勢でもっとも注目すべきは、なんといっても13年リオ世界選手権の覇者ムンクバット。

そして、地元のスターとして優勝の使命を帯びるこのムンクバットにはガルバトラフ・オトコンツェツェグ(カザフスタン) という格好の敵役が配された。ガルバトラフはモンゴルで2番手を張る強豪だったが、エースであるムンクバットの活躍に自身の五輪の可能性なしと見切ったか2015年1月からカザフスタンに移籍。以後急激に成績を伸ばしてツアーの上位常連として定着、今年2月のグランドスラム・パリでは優勝、続くグランプリ・デュセルドルフでも2位、そして4月のアジア選手権も制し、どころかこの3大会全てでムンクバットに勝利するという凄まじい下剋上を演じるに至った。つまりガルバトラフにとって今大会は凱旋帰国の場、ガルバトラフが故郷に錦を飾るか、はたまたムンクバットがエースの意地を見せるのか、人材少なき今大会には似つかわしくないほど濃い、48kg級のドラマにぜひ注目して欲しい。

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