若き捕手2人が切磋琢磨している様は見ていて頼もしい。

ドラゴンズは長年言われてきた正捕手育成、杉山翔大と桂依央利の2人は今、実戦で多くを学んでいる。特に杉山は桂とのライバル関係を口にし闘志を表に出す。

やはり捕手の最大の特徴は配球面。では杉山と桂、2人の特徴はどうなのか。小川将俊バッテリーコーチはこう話す。

「2人とも良い所、悪い所はあります。ただ、現状発展途上ですから、まだまだ特徴と呼べるほどではないんですが、あえて言うなら、杉山は相手打者の読みを外し、桂はセオリーを重んじるって所です」。

「ただ配球ですから、成功すれば特徴を生かし、うまくリードしたとなりますが、特徴が裏目に出る事も多々あります。まだ成功の確率を上げている段階ですね」。

では、その裏目とはどういう事か。小川コーチは「杉山は打者の読みを外すのは上手いですが、投手と一緒になって酔ってしまう事がある。キャッチャーは自分のリードに気持ちよくなってしまってはダメなんですよ」と言う。

それが具体的に出た場面があった。5月12日の横浜スタジアム、ベイスターズ戦。先発の若松をリードする杉山は、ピンチで若松の特徴であるチェンジアップを使わずストレート1本で押した。

結果、そのストレートを痛打されチームは敗れた。若松は試合後「直球で押せていたのですが、直球、直球となりすぎたと思います」と悔やんだ。谷繁監督も「あそこはストレートで押す必要があったのか…」と首を傾げた。

小川コーチは「相手の裏をかいて成功すると、次も次もとなりがちですが、どこかで冷静に打者を見る自分を持っていないと痛い目にあうのがキャッチャーです。今経験を重ねてそれを肌で感じられるようになって欲しいです」と話す。

桂に関しても小川コーチは「セオリーが成功することもあります。だから配球にはセオリーがあると思う」。

「ただ桂は、例えば3つの選択肢があるとすると、一番安全な策を取る。それは同時に相手からすると読みやすいって事になります。だから状況に応じてもっと臨機応変な柔軟性を持ってほしい」。

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