ルーキーの足立祐一が、デビューから奮闘している。

左手骨折で離脱したキャプテン嶋基宏に代わり、21日にプロ初出場初スタメンマスクを被ると、22日はファイターズ大谷翔平の154キロのストレートを弾き返し、プロ初安打をマーク。

守っては、ピッチャーが投げ損じた変化球にも身体を投げ出し、止めてみせる献身的なプレーが印象に残る。

「意外性のある勝負強いバッティングが魅力の選手」と担当スカウトの愛敬氏が明かしていたように、チームが最下位にあえぐ中、25日のライオンズ戦でも2安打。ここまで4試合に先発し、9打数4安打、打率.444と気を吐いている。

◆妻子と離れて単身入寮。生き残りへの覚悟は「背水の陣」

プロ初出場からスタメンマスクを被り、守備の要となるのは並大抵のプレッシャーではない。即戦力として期待に応えつつあるのも、足立が26歳の経験豊富なオールドルーキーだからというのもあるのだろう。

足立はパナソニックの社会人時代、都市対抗や日本選手権での出場経験を重ね、昨年は社会人の侍ジャパンで日本代表にも選出された。

その後、イーグルスにドラフト6位指名で入団。妻子と離れ、単身で仙台市内にある楽天の泉犬鷲寮に入寮。「今年が勝負の年」と覚悟を語っている。

およそルーキーらしからぬ落ち着いた物腰と、低く通る声。どんな質問にもクールに答える足立だが、1歳半の娘さんの話になると目尻は下がりっ放しになる。

だが、そんな愛娘に会えるのも、大抵がテレビ電話越しで寝姿ばかり。「離れて暮らすのは辛いですけど、決意の1年なので」と明かしていた。

とにかくチーム最年長ルーキーは、最初からルーキーに見えなかった。覚悟や意気込みも、他のフレッシュマンとは違う危機感をにじませ、崖っぷちのような面持ちで語っていたのが思い出される。

「自分は年齢がそこそこいっているので、この1年、もしファーム暮らしになったら、正直、先は短いと思うんです」と足立。

オープン戦最後の日だった。この時も今季の目標はかわらず「開幕1軍、または1年間1軍にいること」だった。

今、ようやく手にした1軍の切符。目標達成するためには、最大活用し続けなければならない。

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